「目からウロコのレイヤーズ経営通信」第34号「御社ITのマイナンバー対応は大丈夫ですか?-2」

 前回のメルマガでは、「御社のIT大丈夫? マイナンバー対応1」と題し、「ITを導入する際にはテストとデータ移行が重要で、特A級の個人情報であるマイナンバー対応には検討期間を多めに取ることがカギ」という内容をお届けしました。今回は、パッケージシステムをアップグレードする際の留意点についてお届けします。

【ウチのITはパッケージだからマイナンバー対応はOKって、ホント?】
 マイナンバー関連システムとは、人事・給与計算・支払等ですが、御社ではこれらのシステムにパッケージ製品を利用されていませんか? 「ウチはパッケージ製品だから、マイナンバー対応は大丈夫」という声も聞きますが、それは本当でしょうか。

 パッケージベンダからは、マイナンバー対応のアップグレードプログラムが発行されるはずです。しかし、もし御社でアップグレードができなかったら、どうされますか!?例えば、御社のパッケージバージョンが数世代前のままだと、アップグレードができない場合があります。御社は、リーマン以降の緊縮予算などの背景で、パッケージのバージョンを旧のままにしていませんか?

 この場合、まずパッケージバージョンを最新にしてからアップグレードすることが前提になるかもしれません。さらに、アップグレードの条件として、サーバOSやブラウザ、データベースのバージョンアップを求められる可能性もあります。

 さらにさらに、同じパッケージ製品を使う会計機能なども同時にバージョンアップする必要が出るかもしれません。こうなると、予算的・期間的な影響は大きなものになるでしょう。

 パッケージベンダへは、早めにアップグレードプログラムの発行時期とその適用可能条件を確認しておくことをお勧めします。条件によっては、御社が採用するパッケージ製品の変更につながるかもしれません。なお、「マイナンバー関連システム」を手作りで開発している場合は、改修箇所の特定のため、通常パッケージよりも長い機能検討・改修期間が必要となります。いずれにしても、早めの検討が肝要でしょう。

  次回は、最終回として「セキュリティの十分性確保」についてお話しします。

株式会社レイヤーズ・コンサルティング
IT事業部
マネージングディレクター   加藤 道隆