大手専門卸売業の会計システム再構築

クライアントが抱えていた課題

数十年前に構築したホストコンピュータ上の会計システムが老朽化で限界を迎えていた。現行システムは変化に強いシステムとは言えず組織変更毎に多額の改修費用がかかっていた。現在のマーケット環境とはかけ離れた老朽化したシステムを無理やり使っていたことから、マスター運用等が非常に複雑なものとなり、システム外での手処理も相当量存在した。
また、戦略上抜本的な組織改革を行うこととなり、管理会計制度を抜本的に見直す必要性があった。

レイヤーズのアプローチ

「老朽化システム+ブラックボックス業務」であったため、徹底した現状業務・システム機能の洗い出しを行った。卸売の特性上変更できない業務も多数存在した。それと同時に組織構造変更後のあるべき姿の議論も徹底して行った。戦略と直接結びつくため、あるべき姿の検討はトップマネジメントと直接行った。それらを突合し、改革機能と現行機能保証機能を業務・システム機能レベルで明確した。システム機能レベルまで要件を落とし込んでから慎重なパッケージ選定を行い、開発・テスト・導入を進めた。

成果と顧客満足

会計システムは刷新され現マーケット環境に対応した可変性の高いものとなり、業務負荷も大幅に軽減された。処理スピードも飛躍的に向上し、決算日程が短縮された。
経営からの要請であった管理会計制度も再構築され、戦略評価・施策検討に直結するものとなった。

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