大手製造業におけるグローバルマスターデータの統合

クライアントが抱えていた課題

グローバルに製造・販売を展開しているが、各地域・国・拠点のマスタデータは統一されておらず、機能間(設計、開発、製造、物流、営業など)でもバラバラな状態であった。

サプライチェーンとエンジニアリングチェーンの最適化を目指し、短期から中長期での経営の見える化や各種業務の予測・最適化のために、バラバラなマスタデータを統一する必要に迫られていた。

レイヤーズのアプローチ

全地域・国・拠点の各機能に対して現在使用しているマスターデータを収集し、調査・分析を行った。

調査の結果、想定以上にバラバラであったため、マスターデータ統一の目的を再整理し、優先順位をつけて段階的に統一することとした。具体的には、目的別に業務の標準プロセスを定義し、そこで使うデータとマスターを明確にし、統一化の対象となるマスターを絞り込んだ。

その際、各拠点・機能の特徴や独自性の維持は可能にするめ、統一化・標準化する範囲と、拠点の独自性を許容する範囲を明確に切り分けルール化した。

グローバルマスタデータ統合

今後の課題

最初のステップとして、中長期での経営計画立案を支援する仕組みとして、基幹システムをはじめ関連する情報システムのコードの統一や、マスターデータを関連付けることから着手した。

これにより、グローバル経営プラットフォームとして、中期経営計画の設定とブレークダウン/シミュレーション/実績収集・見える化を実現した。

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