経営統合に基づく統一会計システム導入・展開

クライアントが抱えていた課題

数十社に対する買収を実施したことにより、経営統合の一環として買収会社が使用している会計システムを非買収会社でも使用することが決定した。しかし、社内には短期間で数十社に対して会計システムを導入・展開できるノウハウを持った人材が不足していた。

 

レイヤーズのアプローチ

同会社に対する会計システムを導入した実績と、買収案件に対する複数社への導入・展開のノウハウを持っていたため、当初先方が想定していた1社ごとの22ヶ月での段階導入から2グループに分けた8ヶ月での段階導入案を提案した。最終的には、現場への負荷を鑑み、4グループに分けた10ヶ月での段階導入が決定した。

同業種に対する業務知識、買収会社が使用しているシステム仕様を把握していたため、非買収会社数十社に対して短期間でFit&Gapを実施し、Gapに対する検討時間を十分に確保できた。また、非買収会社のプロジェクトメンバーへは、早い段階からアプローチし綿密なプロジェクト計画を立てることが出来た。それらにより、Gapに対する解決施策の検討及び実現味のあるプロジェクト計画の立案により、スムーズな業務移行、データ移行を実現した。

成果と顧客満足

10ヶ月という短期間での導入であったが、遅延することなくスケジュール通りに導入・展開を実現した。前半のグループに対する導入・展開では我々が主導していたが、プロジェクトメンバーを当初から固定・専任にすることにより、導入・展開に携わる一連のタスクをプロジェクトメンバーが経験することによりノウハウが蓄積され、後半のグループに対する導入・展開では、我々がいなくてもユーザー側のメンバーだけ業務移行、データ移行が可能となった。

また、導入・展開後は、会計システムを統一化したことにより「会計情報の精度向上」、「会計業務効率化」、「内部統制の強化」を実現した。

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