自動車部品メーカーにおける開発プロセス改革基本構想策定

クライアントが抱えていた課題

この大手自動車部品メーカーでは、開発におけるさまざまな課題があったが、会社内で整理されておらず設計・開発・品質保証等の関係者間で共通認識がされていなかった。そのため、効果的な対策が打てない状態になっていた。

予算制約があったことから開発生産準備プロセスにおける改革テーマの洗い出しに長い時間を費やすことができなかったため、短期間で改革テーマを洗い出すことが求められていた。

レイヤーズのアプローチ

開発プロセスに関わる各部署の現場担当者から役員までを含めたキーマンを選出し、課題検討のためのワーキングチームを立ち上げ、グループディスカッションを実施した。

検討に際しては、4つの視点(「製品/サービス」「人材/企業文化」「組織」「プロセス」)を提示し、その視点ごとの課題と解決テーマを抽出した。

その際に、忌憚ない発言を引き出すために「相手の発言を否定しない」「他人の発言には耳を傾ける」「なるべく全員が発言する」など、いくつかのルールを設定することで、日ごろの職位や年齢などに関係なく発言できる雰囲気を醸成し、ファシリテーターとして議論の活性化を促した。

成果

関係者のキーマンを集めて短期間に集中的にグループディスカッションで活発な議論を交わしたことで、従来は共通に認識されていなかった全社レベルの課題を可視化できた。開発プロセスの改革テーマを明示したことで、会社として目指すべき方向性、「やるべきこと」が明確になった。

さらに、「やるべきこと」を「すぐできる」「検討が必要」「IT・システムが必要」と優先順位をつけて整理し、課題解決を行う主体別に実行計画を立案した。クライアント内だけでは対処できない課題に対しては、レイヤーズがソリューションを提供し、継続して改革の支援をすることになった。

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