ブランド戦略

現状、「ブランド」「ブランディング」「ブランド戦略」などブランドに関連する用語が様々な定義・意味で利用されています。企業活動としての「ブランド」は、コーポレート、カテゴリー、個別商品・サービスなどのネーミングの階層があり、その中で「ブランド」としての機能を有するものがあるのか、その「ブランド」の持つ機能の構成内容は何か、それは誰が評価し競争状況における優劣や差別性はどうなのか、などをターゲット毎に把握し課題を抽出することによって、今後取るべき戦略、戦術、施策の検討を行います。

情報量が多く、選択肢も増えると、選択視点は狭くなる

近年は情報過多かつ選択肢増のため、逆に生活者などの選択視点が狭くなっており、商品やサービスの選択時におけるネーミングやブランドにおいてより上位レイヤーにあるブランドが重視される傾向が強くなっていると考えます。
そのため、改めてコーポレートブランドや同等のカテゴリーブランドの持つ力を高めることが企業戦略上重要です。

【図1】選択時の視点がより上位のブランドへ。

【図2】ブランド・ストラクチャー

ブランド力を構築する上での重要視点

ブランドの基本機能は、クレジット=信用・保証の付与であり、生活者や顧客などとの評価・検証の繰り返しで醸成されるものです。
ブランドは、生活者や顧客からの視点では、識別する印だけでなく、商品・サービスの質や内容の担保、信用といった期待値の構成などの役割があります。企業視点では他社との差別化要素や価格プレミアム、競争優位の源泉などの役割があり、ブランド力を高めることは経営戦略そのものであることの認識が重要です。

ブランドの基本機能

信用・保証は4段階のレベルがあり、上位レベルであれば多少の不祥事やレピュテーションリスクが発生したとしても企業体の存亡の危機にはなり難い、逆に基本的信用段階であれば一度の不祥事で市場から退場させられたりするリスクがある状態といえます。

【図3】ブランドの基本機能

ブランドの役割

ブランドの役割は、生活者や顧客(受け手)視点と企業(送り手)視点で内容は異なりますが、どちらにとってもメリットがあり重要な経営資源の一つです。

【図4】ブランドの役割:生活者視点と企業視点

全ステークホルダーを対象とし、各重要攻略ターゲットを設定した戦略策定

全ステークホルダー観点での現状を把握し、コーポレートブランドのブランド戦略を立案する材料とすることが重要です。ブランディングは、事業戦略、マーケティング戦略そのものであり、コミュニケーション戦略だけで構成されるものではありません。

【図5】全ステークホルダー観点での現状把握

レイヤーズのブランド戦略の構築ステップ

現状把握の調査を網羅的かつ詳細に行った上で、ブランド戦略を立案します。
その後、戦略実現のために必要な実行計画まで策定し、ブランド構築までの支援を行います。

【図6】プロジェクトデザイン例

お仕事のご相談や、ご不明な点など、お気軽にお問い合わせください。
セミナー開催予定など最新ニュースをご希望の方はメルマガ登録をお願いいたします。