第5回 IFRSパートナーコンソーシアムセミナー IFRSと収益認識、時価会計、固定資産管理~その影響と対策

セミナーテーマ IFRS

金融庁(企業会計審議会)が日本の上場企業にIFRS(国際会計基準)を採用する方針を打ち出し、日本でのIFRS導入に向けた流れが一気に加速を始めました。この会計基準の変更は単なる財務情報の開示ルールの変更にとどまりません。原則主義といわれるIFRSの導入は企業にビジネスと経営の枠組みの大きな変革を迫ります。競争力強化にむけた経営管理体制の構築が急がれる中、グローバル市場での共通言語となるIFRSの導入を企業はどのように捉え、準備し、活用するべきか。

こうした企業のニーズに応えるため、日本オラクルでは国際会計基準対応を実現するためのソリューションを、パートナーと協力して構築、提案、提供していくための共同体として「IFRSパートナーコンソーシアム」を発足いたしました。IFRSパートナーコンソーシアムセミナーシリーズでは、コンソーシアムメンバーのパートナーとともに、IFRSの導入・適用によるインパクト、それにともなう業務プロセスやシステムにおける対応要件と具体的なソリューションを複数回にわたりご紹介していきます。

第5回となる今回は、実務上の影響が大きいことが想定される個別テーマにつき、当該領域に豊富な経験を有する講師より、取り組みのポイントや具体的なソリューションについて、ご紹介します。

開催概要

開催日時 2009年9月9日水曜日 13:30~17:10 (受付開始 13:00-)
会費 無料(事前登録制)
会場 日本オラクル株式会社 本社 13階セミナールーム
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
定員 200名様(定員となり次第締め切らせていただきます)
対象 経営企画、事業企画、経理/財務、情報システム部門のご担当者の方々
※ご同業者の方のご参加はお断りさせて頂く場合がございます。
※お申込多数の場合は、上記対象者の方を優先させていただく場合がございます。​
主催 IFRSパートナーコンソーシアム(※)、日本オラクル株式会社
協賛 アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービス株式会社
株式会社プロティビティ ジャパン
株式会社レイヤーズ・コンサルティング
日本アイ・ビー・エム株式会社
日本ユニシス株式会社
お問い合わせ 日本オラクルセミナー事務局 E-mail:oracle-seminar_jp@oracle.com
※『IFRSパートナーコンソーシアム』とは
日本オラクルとパートナー各社が企業の国際会計基準(IFRS)対応を実現するためのソリューションを構築、提案、提供していくための共同体です。

プログラム

13:30 ~ 13:35 ご挨拶
日本オラクル株式会社
13:35 ~ 14:25 IFRS対応:ケース・スタディ(海外での事例)を踏まえて
IFRS対応は単なる会計基準の変更による財務諸表の組替えに留まらず、組織、プロセス、システムを含むグループ標準を導入する好機となります。グループ標準プロセス、システムを導入、構築することにより決算早期化、経営の見える化を実現し、経営環境が流動性を増す中、企業は変化に対する迅速な対応が可能になります。当セッションでは、これからの日本企業におけるIFRS対応のポイントを、海外でのIFRS対応事例を交えながらご紹介します。
アイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービス株式会社
アソシエイトパートナー
公認会計士
植松 則行
14:40 ~ 15:20 IFRSの収益認識基準導入による影響
本セッションではIFRSと日本基準における収益認識基準の相違をご説明すると伴に、事例をご紹介し、業務・システムに与える影響、IFRSにおける収益認識基準の導入前に検討すべき事項について言及いたします。IFRSにおける収益認識基準と収益測定基準について、IFRSの収益認識基準・収益測定基準と日本基準との相違点、経営に与える影響についても考察いたします。
株式会社 レイヤーズ・コンサルティング
取締役 パートナー 公認会計士
村上 真文
15:30 ~ 16:10 公正価値測定の導入事例から学ぶ効率的対応のポイント
IFRSにおける公正価値測定に関する会計基準は、米国基準をほぼそのまま採用することでコンバージェンスを実現しようとしています。このような会計基準への対応については、米国での導入時の経験を活かし対応計画を策定することが効率化のポイントとなります。本セッションでは、米国基準における導入事例を紹介するとともに、適用時における具体的な留意点を説明します。
株式会社プロティビティ ジャパン
ディレクタ 公認会計士
石川 雅信
16:10 ~ 16:50 IFRS導入が日本の固定資産管理に与える影響点について
固定資産に関しては国際的な会計基準へのコンバージェンスを目的として、これ迄、減損会計、リース、研究開発費(企業結合)、賃貸借等不動産、資産除去債務といった会計基準の整備が行なわれてきました。これら会計基準の整備を経てもなお、固定資産管理の日本基準とIFRSの間には大きな差異があります。その差異の整理を行い、IFRS適用を行なうにあたって、日本の固定資産の管理業務とITシステムが、どのような点で影響を受けるのかを解説すると伴に、グループ会計基盤としての固定資産管理のあるべき姿を提言します。
日本ユニシス株式会社
SW&サービス本部ERP統括プロジェクト
プロジェクト長
久保 哲也
16:50 ~ 17:10 おわりに
5回シリーズで続けて参りました、IFRSパートナーコンソーシアム・セミナーも、今回で最終回を迎えます。これまでのセミナーを通して、特にお客様にとって有用であったと思われるメッセージをおさらいするとともに、オラクルが考えるソリューションの概観、加えて、セミナーをはじめ、今後の IFRSパートナーコンソーシアムとしての情報発信についてのお知らせをいたします。
日本オラクル株式会社
アプリケーション事業統括本部 Financials/EPM 本部
本部長
大久保 享信

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