BPML

BPMLとは

BPMLとは、「Business Process Modeling Language」の略称です。
業務プロセスを抽象化(=モデリング)するために使用される、XML形式のプログラミングにおけるメタ言語です。モデリングをする際には、BPMNといった業務プロセスを表すフローチャートの表記法にて業務プロセスが抽象化されます。
BPMLの目的としては、業務プロセスを設計/管理/最適化するツールを開発する際に使用されます。
米Computer SciencesとIntalio社をはじめとする16社が中心となり、非営利団体BPMI.org(Business Process Management Initiative)を結成。BPMI.orgによって、2001年3月に仕様が公開されました。

BPMLが開発された経緯

BPML開発以前にも、業務プロセス関連のツールは既に世間で導入されていました。
しかし、各社でプログラムの仕様が異なることにより、ツール間のデータ連携が困難であるという課題がありました。
そこで業務プロセスに関連するツールを開発する際の言語を統一するために、標準言語としてBPMLが開発されました。

BPMLとBPEL4WSとの相違点

BPMLと同じく業務プロセスを記述するための言語としてBPEL4WS(Business Process Execution Language for Web Service)も存在します。
形式も同じXML形式ですが、BPEL4WSは複数のWebサービス間のシステム連携を実現し、それらの業務プロセスを記述するための言語です。
一方で、BPMLはWebサービス以外の人間が行う業務も含めた業務プロセスをモデリングすることを目的とした言語であるというところに違いがあります。

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