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パーパス

1.パーパスとは

一般的にパーパスは「目的、意図」等と訳されることが多いですが、ビジネスにおいては社会における「存在意義」や「志」という意味で使われることが多い言葉です。特に、ESGやSDGs、サステナビリティが注目を集める昨今では、企業や組織、個人の「パーパス=存在意義」が重要視されるようになってきています。特に経営の場面では、「パーパス・ブランディング」や「パーパス・マーケティング」、「パーパス・マネジメント」等、経営戦略やブランディングのキーワードとしても使われる重要な概念となっています。

2.ミッションやビジョンとの違いとは

従来、多くの企業はMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を掲げてきましたが、これらとはいくつか違う点がパーパスにはあります。
第一に、ミッションは一人称としての視点が強く、独りよがりなものになりがちです。しかし、パーパスは更に第三者的な視点が加えられ、社会とのつながりを意識したものになっています。
第二に、ビジョンやミッションは未来志向のものになっていることが多いですが、パーパスは原点を表すものや原点と未来を繋ぐものになっています。
第三に、ミッション等は社外向け、もしくは社内向けになりがちですが、パーパスは両者に対してのメッセージであることが多いです。社外にはその企業らしさを伝えるものとして、社内には外部と未来に向けた思いを意識させるものとして機能します。

3.パーパスが重要な理由とは

ESGやSDGs、サステナビリティが注目される中、パーパスが重要視されているという旨を前述しましたが、その具体的な理由を挙げていきます。
第一に、気候変動や新型コロナウイルス等の感染症、貧困等の様々な社会問題を解決する主体として企業に対する期待が高まっていることが理由に挙げられます。このような状況の中で、各企業の存在意義が何か問われ始め、見つめ直す必要に迫られています。
第二に、ミレニアル世代とZ世代の存在があります。この世代の人々は、物質的に満たされてモノがあふれている時代を過ごしてきています。また、同時多発テロ事件や東日本大震災、ブラック企業問題等を目の当たりにしていることから、社会課題やサステナビリティに対する感度が非常に高く、個人だけでなく組織や企業の社会における存在意義を重視するようになっています。そして、デジタルネイティブであることから情報リテラシーも高く、関心のあることは自ら調べるような世代であるため、この世代の消費者・働き手から選ばれる企業になるためには、その企業の社会における存在意義や志を明らかにし、発信する必要があります。
第三に、現代は社会の変化が激しく不確実なVUCA時代であるということです。VUCA時代では、変化に柔軟に対応することができる強い組織でなければ存続することができません。そこで、自分たちのパーパスをきちんと定義し、優秀な人材を確保し、従業員のロイヤリティやエンゲージメントを高く保ち続ける企業になることが求められます。
以上に挙げたような理由から、パーパスは注目され、重要なものだと位置づけられています。

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