ソーシャルビジネス
ソーシャルビジネスとは、ノーベル平和賞を受賞した経済学者ムハマド・ユヌス博士が提唱した概念で、環境保護や貧困支援などの社会的課題の解決によって収益を獲得するビジネスを指します。
経済産業省のソーシャルビジネス研究会によると、ソーシャルビジネスは、以下の3点(社会性・事業性・革新性)を充たすビジネスとして定義されています。
- 社会性
現在解決が求められる社会的課題に取り組むことを、事業活動のミッションとすること。 - 事業性
「社会性」のミッションをビジネスの形に表し、継続的に事業活動を進めていくこと。 - 革新性
新しい社会的商品・サービスや、それを提供するための仕組みを開発したり、活用したりすること。また、その活動が社会に広がることを通して、新しい社会的価値を創出すること。
なお、ソーシャルビジネスと一般企業との違いは、「社会的課題の解決」をミッションとする、「社会性」という点であり、一方で、ボランティア活動との違いは、活動資金をビジネスの形の中で収益として得ていく、「事業性」という点にあります。