ESG・脱炭素の要請を踏まえた原価企画の再構築

#オンラインセミナー

ESG投資が約3千兆円を超え、また日本も2050年カーボンニュートラルを宣言し、持続可能な社会構築に向け、世界の国と企業が歴史的なパラダイムシフトを迎えております。
このような環境変化の中で製造業においては、ESG・脱炭素対応によりコスト上昇のリスクがあることは否めません。たとえば、各企業からの炭素排出量削減に向けて欧州が先行的に導入し、米国・中国等の主要国も対応し始めている炭素税炭素排出量取引といった“炭素価格”が日本でも注目されており、新たな収益源となる側面もありますが、コスト上昇は確実に起こります。

このような環境下において、製造業にとっては今まで以上にコスト競争力が企業の命運を分けると言っても過言ではなく、コスト競争力を高めるために今こそ自社の原価企画の在り方を見つめ直し、確実にコスト低減し利益創出するための原価企画へと再構築する必要があります。

基調講演は、トヨタ自動車で製品設計に携わり、その後、トヨタ自動車の原価企画部長を歴任され、現在SBI大学院大学教授の小林 英幸 氏より、トヨタ流の原価企画における原価の作り込みと管理手法について、ESG・脱炭素などの動向も踏まえてご講演いただきます。

レイヤーズ・コンサルティングからは、以下について講演いたします。

【講演Ⅰ】「真にコスト低減するための原価企画とは」
未だに製品開発の過程では「納期・品質が優先、目標利益・コスト達成が後回し」が常態化している企業が散見されます。更にESG・脱炭素対応が追い打ちをかけてしまう前に、ESG・脱炭素コストも含めて企画段階からどのようにして利益創出できるコストを作り込み、マネジメントするかのポイントを解説します。

【講演Ⅱ】「ESG・脱炭素時代に必要な製品ライフサイクル利益・コスト管理」
炭素価格の導入が進むESG・脱炭素時代では製造コストをコントロールするだけでは益々利益が出ない時代となります。従って、開発~販売・アフターサービスまでの製品ライフサイクル全体で利益・コストをデザインし、コントロールする製品ライフサイクル利益・コスト管理が重要であり、その実現ポイントを解説します。

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講演者プロフィール

小林 英幸 氏
小林 英幸 氏
SBI大学院大学 経営管理研究科 研究科長・教授
元トヨタ自動車 北米R&D 原価企画部長

1980年名古屋工業大学工学部情報工学科卒業、トヨタ自動車工業㈱入社。2011年名古屋商科大学大学院マネジメント研究科修了、MBA。2017年名古屋大学大学院経済学研究科後期博士課程修了、博士(経済学)。2009年大阪市立大学非常勤講師(国際管理会計論)、2011年から名古屋工業大学非常勤講師(自動車工学概論)。トヨタ自動車では内装設計、製品企画、原価企画に従事。1989年から3年間設計者として、及び2003年から4年間原価企画部長として、米国勤務。2012年から4年間、原価企画社内教育主任講師。
SBI大学院大学 経営管理研究科 研究科長・教授
元トヨタ自動車 北米R&D 原価企画部長

1980年名古屋工業大学工学部情報工学科卒業、トヨタ自動車工業㈱入社。2011年名古屋商科大学大学院マネジメント研究科修了、MBA。2017年名古屋大学大学院経済学研究科後期博士課程修了、博士(経済学)。2009年大阪市立大学非常勤講師(国際管理会計論)、2011年から名古屋工業大学非常勤講師(自動車工学概論)。トヨタ自動車では内装設計、製品企画、原価企画に従事。1989年から3年間設計者として、及び2003年から4年間原価企画部長として、米国勤務。2012年から4年間、原価企画社内教育主任講師。
杉野 尚志
杉野 尚志
株式会社レイヤーズ・コンサルティング
代表取締役CEO 公認会計士

アーサーアンダーセン(現:アクセンチュア)を経て、1983年株式会社レイヤーズ・コンサルティングを設立。350名のコンサルティングスタッフを有する日本発のコンサルティング会社の代表取締役CEOとして現在に至る。成長戦略策定、新規事業開発、経営管理制度の構築・導入、組織/業務改革等のコンサルティングを多数行う。
株式会社レイヤーズ・コンサルティング
代表取締役CEO 公認会計士

アーサーアンダーセン(現:アクセンチュア)を経て、1983年株式会社レイヤーズ・コンサルティングを設立。350名のコンサルティングスタッフを有する日本発のコンサルティング会社の代表取締役CEOとして現在に至る。成長戦略策定、新規事業開発、経営管理制度の構築・導入、組織/業務改革等のコンサルティングを多数行う。
村上 忠美
村上 忠美
株式会社レイヤーズ・コンサルティング
SCM事業部 マネージングディレクター

シンクタンク・製造業に特化したコンサルティング会社を経て、現職。
製造業を中心とした多くの企業に対して、業務改革・システム導入・組織変革・定着化まで改革を実現するプロジェクトを多数行う。SCM・グローバルコストマネジメントなどプロジェクト責任者としてプロジェクトマネジメント、ベンダーマネジメントの経験多数。
株式会社レイヤーズ・コンサルティング
SCM事業部 マネージングディレクター

シンクタンク・製造業に特化したコンサルティング会社を経て、現職。
製造業を中心とした多くの企業に対して、業務改革・システム導入・組織変革・定着化まで改革を実現するプロジェクトを多数行う。SCM・グローバルコストマネジメントなどプロジェクト責任者としてプロジェクトマネジメント、ベンダーマネジメントの経験多数。
円子 貴義
円子 貴義
株式会社レイヤーズ・コンサルティング
SCM事業部 シニアマネージャー

光学系精密機器メーカーや住宅設備メーカー、造船業、自動車部品メーカー等、グローバルコストマネジメントのコンサルティングを数多く行うとともに、太陽光発電パネル製造メーカーに対する需給調整・PSI業務構築、即席麺メーカーに対する開発・品質・製造・営業などの全社業務視える化など、SCM領域のコンサルティングを多数手がける。
株式会社レイヤーズ・コンサルティング
SCM事業部 シニアマネージャー

光学系精密機器メーカーや住宅設備メーカー、造船業、自動車部品メーカー等、グローバルコストマネジメントのコンサルティングを数多く行うとともに、太陽光発電パネル製造メーカーに対する需給調整・PSI業務構築、即席麺メーカーに対する開発・品質・製造・営業などの全社業務視える化など、SCM領域のコンサルティングを多数手がける。

開催概要

開催日時 2021年9月29日(水) 13:30~15:30
会費 無料(事前登録制)
会場 オンラインでの聴講形式です。

【事前準備のお願い】
・本セミナーではWeb会議システム「Zoom」を利用いたします。
セミナーにお申込みをいただいた方には、「Zoom」の登録用URLをお送りいたしますので、オンラインセミナー開始までにお名前とメールアドレス(お申込み時と同じもの)を入力し、登録を行ってください。
登録が完了しますと、『参加用URLとパスワード』がZoomから発行されます。

・セミナー当日は、インターネットにつながる環境(PC、タブレット、スマートフォンなど)をご用意いただき、参加用URLをクリックし、画面を開いてセミナー開始のお時間までお待ちくださいませ。
お時間になりましたら、自動的に配信がスタートいたします。
対象 経営トップ
経営企画、設計開発、生産企画、生産管理、原価管理部門の方

※コンサルティング会社等同業他社のお申込みはご遠慮ください​​
主催 株式会社レイヤーズ・コンサルティング
お問い合わせ 株式会社レイヤーズ・コンサルティング   
セミナー事務局 担当:馬場、大友、本多
TEL:03-5791-1189
E-MAIL:seminar@layers.co.jp

プログラム

13:30~13:40

オープニング

■レイヤーズ・コンサルティングのご紹介
■これからの時代の新たな原価企画の方向性

株式会社レイヤーズ・コンサルティング
代表取締役CEO 公認会計士
杉野 尚志

13:40~14:20

基調講演「トヨタに学ぶ 製品開発と原価企画~ESG・脱炭素の動向踏まえて~」

■トヨタ流製品開発(TPD)の強みとは何か
■トヨタは原価企画をどのように定義しているか
■今後のあるべき原価企画のポイントは何か

SBI大学院大学経営管理研究科 研究科長・教授
元トヨタ自動車
北米R&D 原価企画部長
小林 英幸 氏

14:20~14:50

講演Ⅰ「真にコスト低減するための原価企画とは」

■ESG・脱炭素時代の原価企画
■利益を生み出すコスト低減のための原価企画
■企画段階における原価企画のポイント

株式会社レイヤーズ・コンサルティング
SCM事業部 マネージングディレクター
村上 忠美

14:50~15:20

講演Ⅱ「ESG・脱炭素時代に必要な 製品ライフサイクル利益・コスト管理」

■なぜ製品ライフサイクル利益・コスト管理が必要なのか
■製品ライフサイクル利益・コスト管理の他社事例紹介
■これからの製品ライフサイクル利益・コスト管理の在り方とは
~“炭素価格”の導入を見据えて~

株式会社レイヤーズ・コンサルティング
SCM事業部 シニアマネージャー
円子 貴義

15:20~15:30

質疑応答

※講演順・講演タイトルは変更になる場合がございます。

お仕事のご相談や、ご不明な点など、お気軽にお問い合わせください。
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