部品共通化

部品共通化とは

「部品共通化」とは、製品固有の部品を削減し、汎用性の高い共通部品を複数製品に使用することで、各種コスト低減を目指す取り組みです。
製造業においては、顧客の細かなニーズへの対応や、開発・設計者のこだわりを製品に反映し続けた結果、気が付けば類似部品が数十種類に渡り存在していた、といった事象が発生します。
そのような類似部品の中でも、顧客価値につながりにくいなど、付加価値の高くない部品を共通化することで、各種コスト低減が可能となります。

部品共通化のメリット

  1. 管理コスト低減
    管理対象品目の減少により、在庫管理、受発注管理、品質管理などの各種管理コスト低減につながります。

  2. 開発コスト低減
    新規品開発時に、実績のある既存部品を流用することで、設計、検証、テストなどの開発コスト低減につながります。

  3. 調達コスト低減
    部品当たりの調達数量が増加するため、スケールメリットを活かした価格交渉が容易となり、調達コスト低減につながります。

モジュール化

機能単位を構成する部品群(=モジュール)を定義し、顧客要望に応じて定義された部品群を組み合わせて価値提供をする「モジュール化」も存在します。
「モジュール化」については、別途用語集として掲載しておりますのでこちらからご参照ください。

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