モジュール化
モジュール化とは
モジュール化とは、既存の製造設備で造られる、互換性が高いモジュール製品群を設計しておき、新製品を設計する際、モジュール製品群から顧客要求に合った部品を選び出して設計する方法です。モジュール化により、「製品の多様化」、「製造リソースの最小化」の相反する課題を克服することが可能となります。
これまでの設計と比較し、部品レベルでの大量生産が可能となり、製品は多様化した顧客のニーズに即しカスタマイズすることができます。
モジュール化の目的と目標
売上の増大
自社固有の価値提供の同時展開
自社にしかできない技術を明確化し、コア技術を確立することにより、多くの製品を同時展開し、シェアの拡大を図ります。
製品ラインアップの多様化
モジュールの組み合わせ次第で多種多様な製品をタイムリーに投入することができます。
追加オプション開発を現地化し、地域・顧客特性に最適な商品を早い段階で開発/投入し、売上拡大を図ります。
原価低減
在庫削減
部品種類の削減、製造リードタイムの抜本的短縮による連結在庫の最適化
開発投資削減
標準設計による開発・評価工数、試作費等の開発コストの大幅削減
製造固定費削減
設備の共通化による、金型費・減価償却費の削減
生産ラインの共通化による、高効率で柔軟な生産の実現
部品費低減
部品の共通化による調達力の向上