デザインシンキング

デザインシンキングとは

デザインシンキング(デザイン思考)とは、デザインにおける思考方法を転用した、ビジネス上の問題を解決するための一連のプロセスを意味します。具体的には、自社が開発した製品やサービスについて、ユーザーの視点に立ちながら潜在的なニーズを分析し、仮説を立て、プロトタイプに落とし込み、それを実際の顧客にテスト使用させることで新たな問題を発見・解決するプロセスを指します。 デザインシンキングが注目されている背景として、世界中であらゆる製品やサービスがコモディティ化していることが挙げられます。コモディティ化によって製品の機能や価格での差別化が難しくなった以上、企業は競合に対して優位に立つため、より顧客のニーズに応えることで差別化を図る必要があります。このような背景から、顧客ニーズの分析に強みを持つデザインシンキングが注目を集めています。

企業がデザインシンキングを導入するメリット

  1. 顧客に必要とされる製品・サービスが生み出しやすくなる
    デザインシンキングにおいて製品・サービス開発を進めていく過程で、実際に顧客に対するテストおよびそこからのフィードバックを取り入れることで、より顧客の求めるものに合わせて製品を開発できます。またプロトタイプの段階でユーザーに必要とされない製品に時間とコストをかけることを回避できるため、結果としてより顧客に求められる製品を生みだすことができる可能性が高くなります。
  2. プロジェクトチーム内の信頼感の向上につながる
    顧客のニーズを分析して仮説を立てるためには多様なアイディアを必要とします。そのためメンバー間で双方向的な意見交換が活性化し、チーム内において認識や目的が共通化されることで、メンバー間の信頼感の向上につながります。

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