お問い合わせ
ITSS(IT Skill Standard)とは「ITスキル標準」とも呼ばれるIPA(経済産業省)が策定したIT人財に対するスキル体系(指標)のことです。このような指標を設定することで、IT人財を教育・訓練する際、現状の保有スキルを数値化、対応すべきスキルの見える化等が可能です。
IPAはITSSの活用として以下3つを提唱しています。ITSSは、様々な主体(適用先)に対して共通の枠組(価値基準、指標)が形成し、企業の枠を超えて人財の価値が評価されることを目指しています。
ITSSは客観的にスキルを定量化、可視化できるという点で活用するべきですが、活用の際には2つの留意点があります。 1つ目はITSS活用の目的(人財育成のため等)を明確にしないまま、とりあえずITSSを導入することです。上記のように人財育成のためにITSSを活用すると言ったような目的が明確になっていない場合、ITSSと人財のスキル状況を比較しただけで終わってしまう可能性もあります。これでは、人財育成に繋がりません。場合によっては、個人のモチベーション低下にも繋がります。 2つ目は、ITSSは様々な立場の人が共通の認識を持つための指標である(客観的にITスキルを見直すことができるもの)ということを忘れないことです。無理矢理ITSSの指標を全てそのまま使用する必要はなく、適宜使用することが可能であり、それぞれの実態に合わせ適用方法を十分に考えることが重要です。
当サイトでは、お客様により良いサービスを提供するため、クッキーを利用しています。当サイトをご利用いただく際には、当社のクッキーの利用について同意いただいたものとみなします。当社の使用するクッキーや、クッキーの削除またはブロックの方法については、プライバシーポリシーをご確認ください。