企業風土とは?重要性と改善のポイントを解説

今回は「企業風土」をテーマに、重要性や改革のプロセスについて、企業風土・組織風土改革の領域で豊富な支援実績を持つHR事業部ディレクターの堀 優磨よりご紹介いたします。

Q1. 企業風土とは?

A. 無意識につくられる組織メンバーにとっての当たり前の考えや行動の集合体のこと

経営戦略論などでは、企業の構成員によって共有・伝承されている価値観、行動規範、信念の集合体と定義されていますが、レイヤーズでは、無意識につくられる組織メンバーにとっての当たり前の考えや行動、これらの集合体を組織風土、企業風土と定義しています。

Q2. なぜ今、企業風土や組織風土が重要なのか?

A. 企業・組織の価値観や行動規範がズレると、経営戦略が実現できないため

どんなに素敵なパーパス、ビジョン、ミッションを描いたところで、実行する組織メンバーの当たり前がそれらと違ってしまっていると整合性も取れませんし、実現をすることができません。あくまでそれらの戦略・戦術を実行するのは人ですので、その「人」の集合体である組織の価値観や行動規範をしっかりと整えることが非常に重要となってきます。

Q3. 企業風土が悪化すると、どうなるか?

A. 戦略・戦術の達成の阻害、不正や問題の発生、優秀な人財の流出リスクが増大する

戦略・戦術の達成を阻害することはもちろんのこと、会社の根底を揺るがすような不正や、問題が起こってしまう可能性があります。また、そうした不正・問題を見かねて、優秀な人財が流出してしまうというリスクが大きくなります。企業・組織風土が悪い会社では、社員全体がイキイキしておらず、なかなか自律的になれないといった傾向が見られます。

Q4. 企業風土の改善には何から取り組むべきか?

A. まずは現状の企業風土の把握から始める

まずは、現状の企業風土を把握するということが重要です。企業風土とは無意識に作られていくものですので、どうしても臭いものに蓋をしてしまったり、見えきれない部分もありますので、これらを客観的視点で徹底的に洗い出していくといったところが、大切なステップです。加えて、そこから見えてきたものを受け入れるという気持ちも必要になってきます。

Q5. 企業風土や組織風土改善のポイントとは?

A. 経営陣の揺るがない覚悟と、風土改革の目的を明確にすること

現状を把握することも大切ですが、レイヤーズでは7つのステップを持って企業風土改革をすることが重要だと考えております。企業風土改革というものは一朝一夕で達成できるものではないため、長丁場になることに対する経営陣の揺るがない覚悟が必要です。また、企業風土改革の目的次第で、企業風土改善の方向性が180度変わる可能性もあります。そのため、何のために企業風土改革をするのかという目的をしっかりと持つことが、何より大切になります。

その後、社内のキーマンや、改革意欲を持っている方々を集めて、どのような企業風土にしていきたいのか、自分たちの組織メンバーにとっての当たり前は何なのかをしっかりと言語化しながら、それらを達成する施策を実行し、小さな成功体験を積み重ねていきます。その小さな成功体験に基づき、一部で作ったものを全社に広げていくというプロセスを、継続的に覚悟を持ってやっていくということが重要だと考えております。

この記事の執筆者

堀 優磨

堀 優磨

株式会社レイヤーズ・コンサルティング
HR事業部
コーポレート業務改革ビジネスユニット
ディレクター

株式会社レイヤーズ・コンサルティング
HR事業部
コーポレート業務改革ビジネスユニット
ディレクター

都市銀行の法人営業を経て、レイヤーズ・コンサルティングに入社。営業改革や大規模なプロジェクトマネジメントのコンサルティングの経験を経て、製造業や地方に根付いた企業への営業改革や業務改革などの無理無駄ムラの解消のコンサルティングを主戦場とする。また、組織風土改革や従業員エンゲージメント向上などの人や組織の活力を向上させるコンサルティングも得意とする。

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