基幹システム導入に伴う購買・調達業務改革
レイヤーズ・コンサルティングの、大手自動車部品メーカーにおける基幹システム導入に伴う購買・調達業務改革事例を紹介します。拠点ごとに異なる購買・調達業務の考え方を統一し、全拠点共通ルールの策定から本社主導の統制体制構築までをご支援しました。
◆ この事例のポイント
- 課題:拠点間で単価情報が共有されず、グローバルで非効率な調達が発生していた。
- 対応:各拠点の良い取り組みを横展開し、本社主導のSCM戦略立案と統制体制を構築した。
- 成果:世界最適購買網が構築されコストダウンを実現し、納期遅れも減少した。
クライアントが抱えていた課題
この大手自動車部品メーカーは、グローバル展開を行っていますが、各拠点で購買・調達業務の役割に対する考え方が異なっていたため、その考え方を統一する必要がありました。
各拠点間で原材料や部品の単価情報が共有されておらず、購買・調達業務が非効率になっていました。たとえば、ある部材が日本国内で買うと最も安い場合でも、海外拠点がその情報を共有できていないため、同じ部材を高い価格で現地調達するような事態が頻発していました。この非効率を解消するために、グローバルで最適な調達を実施できる仕組みづくりが求められていました。
レイヤーズのアプローチ
拠点ごとに購買/調達業務に対する考え方が異なっていたうえ、各業務が属人化していたため、その違いを洗い出しつつ、業務の役割分担をわかりやすく整理して「あるべき姿」を提示しました。
全拠点共通のルールを策定することを目指しました。その際に、各拠点で行われていた取り組みのなかでも効果的なものは積極的に横展開を行いました。各拠点の「いいとこどり」をすることで、完成度が高いルールの策定を目指しました。
これまで各拠点が行っていた独自判断を抑制するため、本社がグローバルのサプライ・チェーン・マネジメント戦略を立案し、各拠点の購買・調達活動を指導・監視する体制づくりを行いました。
【図1】グローバルでの調達部材の見える化
成果
購買業務・調達業務の役割がはっきりしたことで、それぞれの部門の責任が明確になりました。これにより、購買・調達の効率化に対する意識が高まりました。
本社がサプライ・チェーン・マネジメント戦略を立案し、単価情報などを一元管理する仕組みが構築され、かつ本社による各拠点に対する指導・監視を強化したことで、各拠点が世界のどこで部材を買えば最も安く購入できるかをタイムリーに把握できるようになりました。世界最適購買網が構築されたことで、コストダウンが実現しました。部材を調達するタイミングも適正化されたことで納期遅れが減少しました。
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