2026/08/05
【第2回】日本の製造業のポテンシャルを解放せよ
~設計・原価・プラインシングの改革~
#日刊工業新聞
グローバル市場を当初からターゲットにすべし
GAFAMに見られるように、欧米で成功している企業は最初からグローバル市場をターゲットにしていると考える。世界のGDPにおける日本のシェアは、32年前のピーク時17.6%だったものが、現在は3.5%、5分の1まで縮小している。多くの日本企業はそれにも関わらず、まずは日本市場をターゲットに開発し、その結果大きな成長は遂げていない。したがって、成長を実現するためには、当初からグローバル市場をターゲットにするのは必然と言える。そこで、グローバル市場をターゲットにするためには、以下5つの重要ポイントがある。
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グローバル市場に通用する商品群を選定する。
商品としての特質があり、粗利が高い商品群を対象とする。粗利が稼げない商品群は単なる価格競争に巻き込まれ、将来的に赤字化することになる。 -
市場エリア(アメリカ・ヨーロッパ・中国・インド・アジア・日本・中近東・中南米・オセアニア・アフリカ)に対し、当該開発すべき商品に対する市場の魅力度と自社の強みを勘案してターゲットとすべき市場を厳選決定する。多くの市場を選ぶのではなく、注力する市場を一つ選び、それをまず成功させることが重要。
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市場別の販売チャネルの構築・強化を図る。グローバル化を成功させるための最も重要なキーポイントであり、自社チャネルでの人材投資または代理店の探索強化が成否を分ける。(よい人材、よい出会いが必須)
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供給体制を確立する。生産方針(地産地消or安価な地域での生産orマザー工場orマルチ分散拠点)を決定し、それに対応する生産・調達・物流体制を検討・実行する。
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競争力あるコスト構造を築く。
グローバル市場を対象にすると、想定生産数量が大幅に増加し、スケールメリットにより生産コストは低減され、また、購買力が増し、調達コストも低減される。
特に増大するソフトウェアコストについては、個当たりコストは激減する。販売面では、関税・物流コストがかかり、原価は増加する可能性があるが、供給面での大幅なコスト削減を実現し、結果として、競争力あるコスト構造にすることが重要である。特に下図の地産地消モデルでも記述しているように、最も全部コストが安いところでのクロスソースを可能にするフレキシブルな生産調達体制が重要である。
【図1】グローバル生産開発体制(地産地消モデル)



