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モダナイゼーション

モダナイゼーションとは

企業の情報システムで稼働しているソフトウェアやハードウェアなどのシステムを、最新のシステム環境や製品に置き換え、近代化を図ることを指します。
モダナイゼーションを行うIT資産は、会計システムや人事管理システムなどのバックオフィス業務や、生産管理システムや販売管理システムなど企業の製品やサービスに深くかかわる基幹業務を司る様々なシステムが対象になります。

モダナイゼーションが必要な理由

モダナイゼーションが必要とされる原因にはいくつかの分類があります。具体的には、①業務アプリケーションシステムそのものの老朽化などに起因する対応、②サーバやミドルウェアなどの老朽化やEOS(End of Service)、コストダウン要求に伴う対応、③業務で利用しているERP等のパッケージ製品の老朽化やEOSに伴う対応などがあります。特にモダナイゼーションを要求するケースは①、②のパターンが多くなっています。その理由として、企業で使われている基幹システムの中には導入から長期間経過したレガシーシステムと呼ばれるものがあります。これらのシステムは、使いやすさの低下や最新のビジネスニーズに対応できなくなっているという問題があります。既存システムを改良しようにも、システムがより複雑化し、維持管理に高額のコストと多大な時間がかかってしまう、また既存のシステムに精通しているエンジニアが辞職してしまうことにより、結果的にシステムがブラックボックス化(内部構造が解明できない状態になること)してしまうことがあります。この問題を解決するために、それまでの情報資産を活かしながら、システムを最新のビジネスニーズに対応する形に抜本的に作り変えるモダナイゼーションが有力な解決策として期待されているのです。③の場合は、パッケージの更新、入れ替え、更には再構築とするケースが多く、モダナイゼーションを適用するとすればパッケージ更新に伴う周辺システムやインタフェースシステムの更新が必要なケースで対応することなどが考えられます。

モダナイゼーションの3つの手法

モダナイゼーションには以下の3つの手法が挙げられます。

  1. リプレイス
    既存の基幹システムを、新しいパッケージに置き換えることです。保守切れにより実施するケースが多いです。
  2. リホスト
    OSやサーバなどのITインフラをクラウドシステムなどで構築された新システム基盤に移し替えることを表します。
  3. リライト
    旧言語から新言語へと新しいプログラミング言語などを活用し、既存のソフトウェアと同じように動くソフトウェアを、新しい機種やOS向けに開発し直すことを意味します。リライトでは、プログラムの仕様は継承され、ソフトウェアとしては同じ動作をするように異なる言語に書き換えを行います。言語の書き換えにより、ソフトウェアが動作するプラットフォーム(サーバやOS、ミドルウェア等)も移行できれば、最新の技術やユーザインタフェースの採用などの効果も見込めます。

モダナイゼーションの留意点

上記のリプレイス、リホスト、リライトの3つの手法には、それぞれ長所・短所があり、システムの構成要素であるサブシステムごとにその特性にあわせ異なる手法を選択することもあります。さらに、新規開発や再構築と比べ、稼働後に様々な制約がつきまとうため、モダナイゼーションを選択する場合であっても事前に制約事項について十分に検討した上で手段として選択することが必要です。
また、モダナイゼーションであってもブラックボックスを解消しなければEOSまでの一時しのぎの逃げ手にしかならず、システムの維持管理に弊害を生み早晩新たな対策や再構築が必要になってしまうことを忘れてはいけません。モダナイゼーションであっても、現行調査やパイロットシステムの検証、総合テストなどは相応の人材と工数を投入することになることを十分に認識しておく必要があります。

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