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S&OP

S&OPとは

S&OPとはSales and Operations Planningのことで、販売・生産・調達を全体最適の観点から計画・実績管理することで経営意思決定を速やかに行う手法です。SCP(Supply Chain Planning)との違いは、SCPが主に物量をベースに販売・生産・調達の最適化を行うのに対して、S&OPは物量に対する金額をベースに経営成績(利益)をより直接的に管理することでサプライチェーン全体を最適化する手法となります。

S&OPの必要性

現在多くの企業がS&OPを導入していますが、これまで製造業や流通業は過去の販売実績に基づき年次⇒月次の販売計画を立案し、この販売計画に対応する調達・製造・在庫計画を立案していました。しかし、消費者ニーズの多様化や競合企業との競争激化等の外的要因によって、当初立案した販売計画と実際の販売に乖離が生じるケースが非常に多くなってきており、そのギャップに如何に早く対応するかが非常に重要となっています。
そのためにはタイムリー(理想的にはリアルタイム)に販売実績を把握し、対応する在庫や調達・生産計画から欠品又は過剰在庫といった物量への影響と、さらに金額ベースでの収益への影響を素早く把握し調達・生産・在庫計画の立案・見直しに掛かる時間を短縮化(例えば2週間⇒3日)し、ハイサイクル(例えば月次⇒週次でローリング)で需要の変動に流動的に即応できる体制を構築することが求められています。
一方近年AI等の最新テクノロジーを活用し、需要予測の精度を高めて販売計画を策定しようという取り組みも活発化しています。

S&OPプロセス構築の要件

明確なシナリオと基準の設定

S&OPのプロセスは、目指すべき経営目標に対する現在の実力を評価した上でシナリオを定め、目標達成に向けて具体的に計画を立てることが重要です。そのためには、製品別・地域別・期間別に最新の実態を把握し、どこに課題があり、またどこに注力するのか、どう解決するのかを明確にして事業や企業全体の目標との整合性を確認しながら目標を設定し計画に落とし込むことが重要です。また、事業目標に向かって効率良く進んでいくために、シナリオごとに到達すべき目標値など、詳細な意思決定の基準を定め、意思決定そのもののスピードを上げることが必要です。

グローバルに統合された環境構築

グローバルに統合された環境構築も、S&OPを構築する上で重要です。S&OPは正確な意思決定を行うために、グローバルかつ一貫性のある評価指標が必要になります。IT環境を統合することにより、意思決定に必要な情報を適切なタイミングで利用することができ、実効性のあるプロセスが実現します。

定期的な評価と見直し

シナリオや基準を定めても、市場環境や事業環境の変化が想定上に早い昨今の状況を鑑みると、一度立てたシナリオや基準が必ずしも適切であり続けるとは限りません。策定したシナリオや基準を定期的に評価し、出てきた問題点を適宜見直す必要があります。定期的な評価と見直しを行うことにより、市場環境や事業環境の変化に迅速に対応できるようになります。

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