総合商社におけるSAP更改

クライアントが抱えていた課題

IFRS対応を前提とした基幹システムSAPの更改が必要だった。しかしながら数十年前に導入したSAPは膨大なアドオンプログラムから構成されており、かつシステム仕様書が満足に揃っていない状況だった。

そのため、IFRS対応の業務要件は比較的明確だったものの、どのプログラムに対して改修・機能追加する必要があるのか、特定できない状況だった。

レイヤーズのアプローチ

30年来、維持保守に携わってきた超ベテランメンバーをプロジェクトの核に据え、まずは、アドオンプログラムを中心に暗黙知となっているシステム仕様、プログラム連携をドキュメントにして、見える化することにした。

特に組織改編対応のプログラムは、影響箇所が多く、洗い出しに膨大な工数を要した。

次に、ある程度のシステム仕様を洗い出したうえで、システムテスト・移行については、時間の許される限り繰り返しトライできるように入念に計画した。

成果と顧客満足

仕様の調査・洗い出しと入念なシステムテスト、移行リハーサルが功を奏して、本番稼働にノントラブルでゴーライブした。

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