現行基幹システムを活用したIT基盤再構築
レイヤーズ・コンサルティングの、大手衣料製造卸におけるIT基盤再構築支援に関する支援事例を紹介します。買収に伴い求められる商品・原価管理レベルに届いておらず基幹システムの運用も統一されていなかった中、現行システムを温存しつつ業務標準化と改修を進め、事業部間の業務統一を実現した事例です。
◆ この事例のポイント
- 課題:買収先が求める商品・原価管理レベルに届かず、基幹システムの運用も事業部ごとに異なっていた。
- 対応:現行システムを温存し、業務標準化を進めながら不足機能を外付けする改修を担当した。
- 成果:事業部間の業務統一に成功し、中期的なIT化要件を整理して一部実現につなげた。
クライアントが抱えていた課題
クライアントは某社に買収されましたが、某社が要求する商品・原価管理のレベルに届いていませんでした。また、クライアントは基幹システムを有していたものの、実際の運用はExcelやメールによってなされており、基幹システムには情報がすべて入力されているわけではありませんでした。
さらに、実際運用は事業部、ひいては担当者によって微妙に異なっていました。
クライアントの取引形態は複雑であるため、基幹システムは入力検証を弱め、例えば発注情報がなくても入荷ができる状態になっていました。このため、システム上の在庫データと実際在庫が異なっている状態でした。
また、基幹システムはIT部門が内製しており、システム機能の知識はIT部門内にあるものの、設計書等のドキュメントはほとんど存在しない状況でした。
この状態では、某社が連結決算を行うレベルに届かず、1年半以内の対応が求められました。
レイヤーズのアプローチ
当社の参画時に検討されていた方向性は、現基幹システムを廃棄し、業界で実績の多いパッケージ製品を導入するものでした。当社は下記の理由でこれに反対しました。
結局、現行システムを温存し、不足機能を外付けする当社案に決定しました。
- クライアントの業務全貌が不明では、パッケージ製品の機能網羅性を検証できない
- 現行システムからパッケージへのデータ移行期間をとれない
- パッケージを入れた場合、クライアントのIT部門では運用できない
- システム機能はIT部門の頭の中にある。必要な機能要件・インタフェース要件をIT部門に伝え、ピンポイントで改修点を特定したほうが安全かつ確実
当社は現行業務の標準化・効率化と現行システム改修指揮を担当し、現場部門の業務を把握しつつ、PMOからもたらされる連結要件や内部統制要件を加味し、IT部門に改修要件として伝達しました。
成果
事業部間の業務統一に成功しました。また、その過程で事業部のシステム化要求を吸い上げ、中期的なIT化要件に取りまとめて、一部を実現しました。現場部門の代理人として管理部門・PMOと折衝し、現場部門から「もっとも当社業務を熟知したコンサルタント」と称賛され、2年弱の長きにわたり関与させていただきました。某社配下の別子会社の改革案件に関与を打診され、実際関与することにもつながりました。
問い合わせる問い合わせる メルマガ登録
最新情報をお届け! メルマガ登録
関連するコンサルティング事例
-
メディアサービス業S社
-
全社変革に向けた基幹システム再構築
-
- 業界:
- その他サービス
-
-
大手自動車メーカーL社
-
Fit to Standardによる会計システム再構築
-
- 業界:
- 自動車・自動車部品
-
-
大手自動車メーカーL社
-
新リース基準対応
-
- 業界:
- 自動車・自動車部品
-
-
電子部品メーカーJ社
-
基幹システム・生産管理システム再構築とペーパレス化
-
- 業界:
- 電子・電機
-
-
大手小売企業R社
-
統合人事システム(COMPANY)導入をコアとした業務オペレーションの高度化・効率化とBPOリプレイスによるバリューアップ支援
-
- 業界:
- 百貨店・小売
-
-
大手産業機械メーカーT社
-
アフターサービス部門における業務改革・システム刷新
-
- 業界:
- 機械
-
-
自動車部品・情報通信部品製造業O社
-
ERP導入をコアとした経営・国内外サプライチェーン改革
-
- 業界:
- 自動車・自動車部品
-
-
大手流通業(複数社事例紹介)
-
オーナーズPMOによる基幹システム再構築プロジェクトマネジメント支援
-
- 業界:
- 百貨店・小売
-
-
建材メーカーおよび家具等の製造・販売事業者V社
-
間接部門のコスト削減
-
- 業界:
- 素材・化学
-



