ローコード/ノーコード
ローコード/ノーコードとは
ローコード(low-code)とは、従来のプログラミングでは必須となるソースコードをほとんど記述することなく開発作業を行う手法や、それを支えるツールのことです。
一方、ノーコード(no-code)とは、ソースコードを一切記述することなくシステム構築を行う手法や、それを支えるツールのことです。
両者の違いは、ソースコードの記述量にあり、ローコードは必要最低限のソースコードを記述するのに対して、ノーコードとはソースコードを一切記述しない開発手法です。
なお、従来の開発手法であるソースコードを記述するスクラッチ開発は、ローコード/ソースコードと対比して「プロコード」と呼ばれています。
ローコード/ノーコードと従来の開発手法であるスクラッチ開発との違いは、システムの拡張性です。
ローコード/ノーコードは、プログラミング作業を大幅に簡略化することで、生産性の向上、コスト削減、エンジニアの技術ハードルを下げられます。
ローコード/ノーコードが求められる背景
ローコード/ノーコードが求められる背景としては、DXの推進が最も大きな要因です。
経済産業省のDXレポートで発表された「2025の崖」にもあるように社会にとってDXの推進は重要な課題です。
しかしながら、現在はどの業界においても慢性的にIT人材の不足に陥っており、高度な技術力を持ったエンジニアやプログラマーは希少な存在です。
そこで、開発速度や品質、安定性などを一定水準に保つことのできるローコード/ノーコードに注目が集まっています。
主に利用されているローコード/ノーコード製品
ローコード
- kintone(サイボウズ社)
- Lightning Platform(セールスフォース・ドットコム)
- PowerApps(マイクロソフト社)
ノーコード
- Webflow(LikePay社)
- Anyflow(Anyflow社)