ビジネス用語集
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ディープラーニング
- ディープラーニングとは、コンピューターによる機械学習の1つで、「深層学習」とも言われています。 人間の脳神経回路をモデルにした「ニューラルネットワーク*」を利用することで、より正確で効率的な判断を実現させる方法です。 データを分析するうちに、コンピューター自らがデータに含まれる潜在的な特徴をとらえ、判断基準そのものを作成し、その判断基準に基づいてさらに学習を繰り返します。 音声認識や画像認識などのパターン認識の分野で実用化されています。 *ニューラルネットワーク: ニューラルネットワークとは人間の脳神経回路を模したモデルです。 人間の脳神経細胞(ニューロン)と神経回路網(シナプス)から構成されています。 ニューラルネットワークは、ニューロンとシナプスを人工ニューロンという数式的なモデルで表現したものとなっています。 ニューラルネットワークは「入力層」、「中間層」、「出力層」から構成されます。 入力データは、ニューラルネットワークの「入力層」、「中間層」、「出力層」という3つの層を通過して処理が行われ、結果が出力されます。 より複雑な情報に対応するように「中間層」を増やし、多層構造をとったニューラルネットワークのことをディープラーニングと言います。
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ディープラーニング
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DR(ディザスタリカバリ)
- DRとは、Disaster Recovery(ディザスタリカバリ)の略で、直訳すると「災害復旧」となり、地震や津波などの災害や、テロ、不正侵入などによりシステムの利用が不可能になった際に復旧や修復をすること、また、そのためのシステムや体制を指します。 日本では地震や台風、津波などの自然災害の発生確率が高いため、災害発生時の復旧・修復方法を予め検討することは極めて重要です。 DRの方法にはデータのバックアップや、遠隔地におけるシステムの二重化があります。 バックアップとは、予めシステムに蓄積されているデータを別の記憶装置やメディアに保存することです。システムが被災した場合には、予めバックアップしておいたデータを復元することで、データが消滅することを防ぎます。しかし、バックアップしたメディアを元のシステムと同じ場所に保存している場合、同時に被災する恐れがあります。そのため、バックアップは別の場所に保存することが重要になります。 システムの二重化とは、同じシステムを別の場所に構築しておき、災害により元のシステムが使用できなくなった際、別の場所のシステムに切り替えるという方法です。全体としてシステムは稼働し続けるため、停止してしまうとビジネスに大きな影響が生じるシステムや社会インフラを支えるシステムなどで利用されています。 DRの目的は、システムの停止時間を最小限に抑え、迅速にサービスを復旧することです。この時に重要視すべき指標が2つあります。1つ目がRPO (Recovery Point Objective)、2つ目がRTO (Recovery Time Objective)です。RPOは障害が発生した際、時間をどこまでさかのぼって復旧するかを示す指標であり、RTOは破損したデータをいつまでに復旧するかを示す指標です。どちらも小さいに越したことはありませんが、コスト面を考慮して、どの段階まで対策を講じるべきか、費用対効果を検討する必要があります。
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DR(ディザスタリカバリ)
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テキストマイニング
- テキストマイニングとは、テキストを対象としたデータマイニングで、構造化されてない大量のテキストデータから、「自然言語処理」と呼ばれる解析手法を用いて、相関関係や傾向などの新たな有益な情報を抽出する分析手法です。 テキストマイニングは、定量データではなく、定性データを分析します。 従って、「肯定的」「否定的」「中立的」といった感性情報などを抽出できる手法として注目されています。
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テキストマイニング
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TS(Technical Standard)
- TSとは、Technical Standard(技術規格)の略です。 設計標準と同義、設計における標準の考え方の一部で文書化したもの。主に自動車業界で用いられている用語になります。 部品や半製品の設計時に標準としてまとめられた、顧客要求や社内規格を基に設計を行うことで品質担保が可能となります。
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TS(Technical Standard)
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デザインシンキング
- デザインシンキング(デザイン思考)とは、デザインにおける思考方法を転用した、ビジネス上の問題を解決するための一連のプロセスを意味します。具体的には、自社が開発した製品やサービスについて、ユーザーの視点に立ちながら潜在的なニーズを分析し、仮説を立て、プロトタイプに落とし込み、それを実際の顧客にテスト使用させることで新たな問題を発見・解決するプロセスを指します。 デザインシンキングが注目されている背景として、世界中であらゆる製品やサービスがコモディティ化していることが挙げられます。コモディティ化によって製品の機能や価格での差別化が難しくなった以上、企業は競合に対して優位に立つため、より顧客のニーズに応えることで差別化を図る必要があります。このような背景から、顧客ニーズの分析に強みを持つデザインシンキングが注目を集めています。
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デザインシンキング
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DRC(Design Rule Check)
- DRCとは、Design Rule Checkの略です。 主に半導体プロセスにおけるマスクパターンおよびプリント基板設計時に、予め決められた設計規則(Design Rule)に対する適合検証作業、もしくは検証するためのCADの機能を指します。 チェック項目が非常に多く、人が目視で検証する事は非常に困難であるため、近年はCADの機能で実施することが大半です。
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DRC(Design Rule Check)
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DR(デザインレビュー)
- DRとは、Design Review(デザインレビュー)の略です。 設計書や図面などの成果物を、営業・企画・購買・品質保証・製造など複数の参加者で評価し、製品開発プロセスの節目で次のステップに進むべきか判断する活動のことです。 DRは、品質・コスト・納期を担保することが目的となります。
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DR(デザインレビュー)
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DRBFM(Design Review Based on Failure Mode)
- DRBFMとは、Design Review Based on Failure Modeの略です。 製品開発の機能・性能において、事前に変化点やそれに対する懸念点を洗い出し、対策等に抜け漏れがないのか事前検証を行い、懸念点を潰しこむ手法のことをいいます。
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DRBFM(Design Review Based on Failure Mode)
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デジタルエンジニアリング
- デジタルエンジニアリングとは、「ものづくりのプロセスで作り出されたデジタルデータで、社内、社外(サプライヤー、販売店、顧客等)をつなぎ、 全体最適エンジニアリングチェーンを構築すること」で、 設計力強化(コスト削減や品質向上、リードタイム短縮)を目指すものです。従来の人づて情報収集、図面や紙のアナログ情報、情報のバケツリレーや情報伝言ゲームの廃止・撲滅が期待されます。
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デジタルエンジニアリング
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デジタルガバナンス・コード
- デジタルガバナンス・コードとは、経済産業省が取りまとめる、Society5.0に向けて経営者が企業価値向上のために実践すべき事柄のことです。 「Society5.0」とは、サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合され、経済発展と社会課題の解決を両立する新たな社会のことです。 第5期科学技術基本計画において日本の目指すべき姿として初めて提唱されました。 「デジタルガバナンス・コード」では、時代の変化の中で持続的な企業価値の向上を図るために重要なこととして、以下の3つが挙げられています。 ITシステムとビジネスを一体的に捉え、新たな価値創造に向けた戦略を描いていくこと ビジネスの持続性確保のため、IT システムについて技術的負債となることを防ぎ、計画的なパフォーマンス向上を図っていくこと 必要な変革を行うため、IT 部門、DX 部門、事業部門、経営企画部門など組織横断的に取り組むこと 日本国内において、DXの取り組みが遅れているという現状があります。そのような背景の中、企業価値向上に向けて、経営者の指針となるのがデジタルガバナンス・コードです。 デジタルガバナンス・コードは、以下の4つの柱から構成されています。 1.ビジョン・ビジネスモデル 2.戦略 2-1.組織づくり・人材・企業文化に関する方策 2-2.ITシステム・デジタル技術活用環境の整備に関する方策 3.成果と重要な成果指標 4.ガバナンスシステム
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デジタルガバナンス・コード
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