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限られた資源を最大限に活用しようとするニーズが強まっている中で、投資マネジメントは欠かせません。ここでは投資マネジメントの必要性や検討方法について紹介します。
投資マネジメントとは、計画⇒実行⇒フィードバックを通じて、投資の最適化・効率向上を目的とする仕組・活動です。事業投資や設備投資など様々な投資がある中で、有限である資源や人材をどう配分するかを判断し、活用するマネジメント手法です。
近年、新型コロナの影響やESG・SDGs投資の流れにより、事業構造の変革やビジネスモデルの変革がなされ、それに伴い従来以上に不確実かつ大型の投資案件が増えています。また、投資後の減損など企業業績に対するインパクトも非常に大きくなっているのが現状です。従って、それぞれの投資案件に対するリスクを回避しながら、大胆な投資判断を進めるためには、より体系的かつ組織的な投資管理を実現することが重要なのです。
投資マネジメントにおいては、投資に関して「誰が」「どのタイミングで」「何を」「どのように」見る(監視する)べきであるかを制度化し、以下の投資マネジメント全体のフレームワークを通し組織として統制を図っていくことが重要です。
【投資マネジメント全体のフレームワーク】
投資マネジメントは単発的、個人的、不定型な手続ではなく、組織としてフォーマルな制度で、その計画からフォロー(撤退)までを運用していく必要があります。投資マネジメントにおいて重要なのはモニタリングで、投資マネジメントによって目的であった効果がしっかりと出ているか、または出ていない場合の追加投資基準や撤退基準や機関など、評価による各種の対応を定める必要があります。
全社として企業・事業価値を極大化するために積極的に投資を行っていく上では、全社として『どれくらい投資が可能か』というガイドライン(枠)を常に把握し、その枠内で最適な各SBUに対して投資ミックスを行うことが重要です。 投資枠の考え方は下記のように種々ありますが、企業の状況により複数をミックスして投資の配分を決定することが重要です。
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