ビジネス用語集
-
-
VPP(バーチャルパワープラント)
- VPP(バーチャルパワープラント)とは、仮想発電所とも呼ばれ、複数の発電施設や、電力の需要抑制システムをIoT機器によって制御し、一つの発電所のように機能させることです。 電気は性質上、私たちが普段使っている電気という形で簡単に貯めておくことができません。そのため、電気は常に需要と供給のバランスを保つ必要があります。しかし、天候や気温の変化などの自然の影響により、発電量が大きく左右されます。そこで一つひとつの発電所をIT技術により連携することで、電力網の需要と供給のバランスを最適化できます。個々の発電所の無駄な発電を防ぎ、電力不足に陥る心配もなくなるのです。 日本では地震や台風など自然災害が多いことからも、電力の需要と供給のリアルタイムのバランスを意識した電力管理の重要性が強く求められるようになりました。結果として政府からも「エネルギー革新戦略」が2016年4月に発表され、VPP技術の実証が進み、事業化が支援されています。また、国からの補助金も用意され、更なる再生可能エネルギーの導入拡大が推進されています。 VPPは、天候・天気に左右されやすい再生可能エネルギーの導入拡大を促進するものとして、自然エネルギー導入を進める企業の方々からも注目されています。電気料金の経費削減という目的だけではなく、CSRという観点からもビジネスとしての取り組みを検討している企業が増加しています。
-
VPP(バーチャルパワープラント)
-
-
部品構成(PS)
- PSとは、Parts Structureの略で、構成マスター、Product Structure、製品構成などと同義です。品目(製品、部品、中間部品)同士のつながりを保持するものとなります。 PSが単独で構築されることはなく、品目マスターと組み合わせることによって、品目同士に繋がりを持たせ、BOMとして利用することができます。
-
部品構成(PS)
-
-
部品番号(PN)
- PNとは、Parts Numberの略で、品目(製品、部品、中間部品)を一意に識別するための番号です。 Parts Numberごとに属性を管理するものを品目マスターと言います。 品目マスターをPNと呼ぶ場合もあります。
-
部品番号(PN)
-
-
パーパス
- 一般的にパーパスは「目的、意図」等と訳されることが多いですが、ビジネスにおいては社会における「存在意義」や「志」という意味で使われることが多い言葉です。特に、ESGやSDGs、サステナビリティが注目を集める昨今では、企業や組織、個人の「パーパス=存在意義」が重要視されるようになってきています。特に経営の場面では、「パーパス・ブランディング」や「パーパス・マーケティング」、「パーパス・マネジメント」等、経営戦略やブランディングのキーワードとしても使われる重要な概念となっています。
-
パーパス
-
-
ハイブリッドクラウド
- ハイブリッドクラウドとは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、およびオンプレミス・物理サーバーも含めて、複数のインフラを連携・統合し、運用している環境を指します。複数のサーバーを組み合わせることによって、各システム・サービスの特徴に適したインフラ環境を設けることができます。なお、似た概念として「マルチクラウド」という用語がありますが、こちらは同種のクラウドサービス、例えば複数のパブリッククラウドを併用して運用する環境を指します。
-
ハイブリッドクラウド
-
-
働きがい
- 働きがいとは、会社と社員の相互信頼が確立されていることで、社員が会社で働くことに意義を感じている状態を指します。したがって、現在働いている会社で働き続けることを志向している状態とも言い換えられます。社員の働きがいが高まることによって、社員は会社への信頼をもって業務を行うため、生産性の向上や自主退職の減少といったメリットが期待できます。
-
働きがい
-
-
働き方改革
- 働き方改革とは、政府が掲げる「一億総活躍社会」に向けた取り組みのひとつで、働く人々の労働環境を大きく見直す改革のことです。2018年6月に「働き方改革関連法」が成立し、2019年4月から順次施行されています。働き方改革は「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」や「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」等の状況を踏まえて制定されました。これにより、働く人々の様々な課題の解決、働き方の多様化を目指しています。 働き方改革の背景と目的 働き方改革は先述のとおり、2018年に成立した「働き方改革関連法」に基づきます。この法律が成立した背景には、主に労働力人口の減少が挙げられます。現在、生産年齢人口は総人口を上回るペースで減少しており、2060年にはピーク時である1995年の半分にまで減少してしまうと言われています。このような労働力不足の解消のために、国を挙げて労働制度の抜本的な改革に乗り出したのです。
-
働き方改革
-
-
働き方開発
- 働き方開発とは、社のポリシーや独自性を踏まえたうえで、社員が個の状況に応じて多様で柔軟な働き方を自分で「選択」できるようにするための環境構築を指す、当社の造語です。社員の多様な働き方を促す「働き方改革」と、個人の能力向上を図る「人財開発」を並行して行うことになります。 「人財開発」と似た言葉に「人財育成」がありますが、目的意識に大きな差があります。「人財育成」とは、研修やトレーニングを用いて、個々が現在明らかに足りていないスキルを習得することであり、不足を補うという目的意識です。一方で「人財開発」とは、今後形作られると考えられる制度や企画に向けて実行される先行投資であり、さらに個の価値を高めるという目的意識の下に行われます。
-
働き方開発
-
-
バックキャスティング(Backcasting)
- バックキャスティング(Backcasting)とは、未来のあるべき姿を設定したうえで、そこから逆算して現在取り組む施策を考える思考法です。逆に、まず現状実施できる施策から考え、その延長線として到達しうる未来の姿を考える思考法は、「フォアキャスティング」と呼ばれます。 フォアキャスティングでの思考は、現状起点で考えるため、より実現可能性の高い内容となる一方で、過去からの延長線上の思考に留まることから、大幅な変化への対応や創造が難しいという制約があります。逆に、バックキャスティングで考えることにより、実現の難易度は上がるものの、消費者の価値観・ニーズやテクノロジーの劇的な変化といった、従来からの非連続な環境変化への対応や、これまでにない新たな商品・サービスやビジネスモデルの創造によるイノベーション、ゲームチェンジの実現などが可能となるため、ビジネスの変革に取り組むためには、必要不可欠な考え方と言えます。 なお、バックキャスティングは、1970年代から徐々に用いられるようになり、1997年にスウェーデンの環境保護省が“2021年の持続可能性目標”のレポートをまとめる際に使用したことで、広く知られるようになりました。
-
バックキャスティング(Backcasting)
-
-
パッケージシステム
- パッケージとは、IT分野では既製品、出来合いの製品のことを指し、既に製品として完成しているシステムをパッケージシステムといいます。 一方で、ユーザーの要望に応えて一からオリジナルで構築されたシステムをスクラッチシステムといいます。 パッケージシステムとスクラッチシステムはよくスーツに例えられます。 パッケージシステムは、レディメイド、つまりは既製品のスーツであり、スクラッチシステムはフルオーダーメイドスーツです。 パッケージシステムは一般的に、「安価に導入可能」「導入までの期間が短い」「一定の品質が担保されている」といったメリットがあります。
-
パッケージシステム
お仕事のご相談や、ご不明な点など、お気軽にお問い合わせください。
セミナー開催予定など最新ニュースをご希望の方はメルマガ登録をお願いいたします。