ビジネス用語集
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2025年の崖
- 2025年の崖とは、日本が2025年に直面すると言われている様々な社会的課題に対する言葉です。具体的には、団塊の世代が75歳以上となり高齢者の人口が急増することにより、労働力不足がさらに深刻化したり、国内の経済成長が一段と鈍化することが懸念されています。また、高齢者の増加は、医療・介護・年金などの社会保障制度を圧迫し、国民の負担が増加するため、制度・財政の破綻、治安の悪化など、様々な社会問題を引き起こす可能性があります。
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2025年の崖
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2層ERP
- 2層ERPとは、企業グループにおけるERPをコアERPとサブERPの2層の組み合わせで構成する考え方です。コアERPとサブERPは、会社の規模や事業の種類によって使い分けます。本社や主力となる事業では1つのコアERPを導入し、その他の子会社などでは各ニーズに適合したサブERPをそれぞれ導入します。そして、コアERPとサブERPを連携することで、各子会社の柔軟な運営を確保しながら、グループで統合したデータの一元管理を実現します。
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2層ERP
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ニューノーマル
- ニューノーマルとは、New(新しいこと)とNormal(正常、標準、常態)を合わせた造語で、社会に大きな変化が起こり、変化が起こる以前と同じ姿に戻ることがなく、新たな常識が定着することを指します。近年では、コロナによる社会情勢の変化に対応し、生活様式をアップデートしていくことがうたわれるようになっています。 ニューノーマルという言葉自体は、2007年から2008年にかけての世界金融危機、そしてリーマンショックを経た構造的な変化を表現する言葉として使われてきましたが、現在は、主に新型コロナウイルス感染症の文脈で使われることが多くなっています。例えば、従来の働き方では、会社に通勤して働くことが一般的でしたが、ニューノーマル時代では、テレワークやオンライン会議による在宅勤務がより一般的になったことが、一例として挙げられます。これに伴い、企業の人事制度や人材育成にも変化への対応が求められています。 また、在宅期間の増加により、我々の購買行動も、店舗での購買からECでの購買へのシフトが起きています。今までは店舗で顧客との接点を持ち、ECで購入を促すといったオムニチャネルが重要視され、さまざまな施策が実行されてきましたが、今後は店舗ではなく、EC上での接客やスタッフの活用といった、オムニチャネルのさらに先にある、ニューノーマルな消費者の購買行動変化に対応した販売形態の模索が必要となります。
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ニューノーマル
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ノウハウCAD
- ノウハウCADとは、高品質な設計を可能とする、自社の蓄積されている設計ノウハウが組み込まれたCAD機能のことをいいます。 人ごとにばらついた製品設計を抑制し間違いなく進められるようにしていく事で、手戻りの防止を実現し開発期間の削減につなげて行きます。またノウハウをドキュメント化・データ化し、3次元テンプレートに埋め込みことにより、若手設計者への技能伝承も可能となります。
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ノウハウCAD
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パーソナライゼーション
- パーソナライゼーションとは、企業が不特定多数の顧客や訪問者に向けて画一した発信を行うのではなく、顧客の行動履歴や属性といったデータをもとに、顧客一人一人のニーズに合わせたコンテンツの開発やサービスの発信を行うマーケティング手法です。パーソナライゼーションの典型例としては、オンラインショップにおける利用者の登録情報や購買履歴をもとに、おすすめ商品を表示するリコメンド機能や、個人の検索履歴をもとに利用者の関心が高いと思われる商品・サービスの広告を表示するターゲティング広告があります。似た意味の言葉として「カスタマイゼーション」がありますが、パーソナライゼーションは、企業側(売り手)が用いる手法を指すのに対して、カスタマイゼーションは、顧客側(利用者)が、受け取るコンテンツに関して自らの希望に沿うように設定を行うことを指します。
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パーソナライゼーション
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バーチャルエンジニアリング
- バーチャルエンジニアリングとは、CAD、CAM、CAEの仮想統合されたデジタルプラットフォーム下で、3Dモデルと製造・開発・営業のデジタル情報を組み合わせ、開発、モノづくり、マーケット検討、サービス性等をバーチャルで検討する、普及しつつある新しいモノづくりのことです。 従来は製造したモノの品質が品質評価の考え方でしたが、これからの時代は開発プロセスと工業製品すべてを含むシステムの品質保証が重要な評価項目となります。
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バーチャルエンジニアリング
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VPP(バーチャルパワープラント)
- VPP(バーチャルパワープラント)とは、仮想発電所とも呼ばれ、複数の発電施設や、電力の需要抑制システムをIoT機器によって制御し、一つの発電所のように機能させることです。 電気は性質上、私たちが普段使っている電気という形で簡単に貯めておくことができません。そのため、電気は常に需要と供給のバランスを保つ必要があります。しかし、天候や気温の変化などの自然の影響により、発電量が大きく左右されます。そこで一つひとつの発電所をIT技術により連携することで、電力網の需要と供給のバランスを最適化できます。個々の発電所の無駄な発電を防ぎ、電力不足に陥る心配もなくなるのです。 日本では地震や台風など自然災害が多いことからも、電力の需要と供給のリアルタイムのバランスを意識した電力管理の重要性が強く求められるようになりました。結果として政府からも「エネルギー革新戦略」が2016年4月に発表され、VPP技術の実証が進み、事業化が支援されています。また、国からの補助金も用意され、更なる再生可能エネルギーの導入拡大が推進されています。 VPPは、天候・天気に左右されやすい再生可能エネルギーの導入拡大を促進するものとして、自然エネルギー導入を進める企業の方々からも注目されています。電気料金の経費削減という目的だけではなく、CSRという観点からもビジネスとしての取り組みを検討している企業が増加しています。
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VPP(バーチャルパワープラント)
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部品構成(PS)
- PSとは、Parts Structureの略で、構成マスター、Product Structure、製品構成などと同義です。品目(製品、部品、中間部品)同士のつながりを保持するものとなります。 PSが単独で構築されることはなく、品目マスターと組み合わせることによって、品目同士に繋がりを持たせ、BOMとして利用することができます。
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部品構成(PS)
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部品番号(PN)
- PNとは、Parts Numberの略で、品目(製品、部品、中間部品)を一意に識別するための番号です。 Parts Numberごとに属性を管理するものを品目マスターと言います。 品目マスターをPNと呼ぶ場合もあります。
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部品番号(PN)
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パーパス
- 一般的にパーパスは「目的、意図」等と訳されることが多いですが、ビジネスにおいては社会における「存在意義」や「志」という意味で使われることが多い言葉です。特に、ESGやSDGs、サステナビリティが注目を集める昨今では、企業や組織、個人の「パーパス=存在意義」が重要視されるようになってきています。特に経営の場面では、「パーパス・ブランディング」や「パーパス・マーケティング」、「パーパス・マネジメント」等、経営戦略やブランディングのキーワードとしても使われる重要な概念となっています。
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パーパス
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