グローバル資本財メーカーの企業買収に関するアドバイザリー

クライアントが抱えていた課題

過去最大規模の海外メーカーの買収にあたり、クライアントは自社で買収実現に向けたプロジェクトを発足させていました。

一方、買収先の事業の将来性やリスクについては、慎重に分析・予測する必要性を感じていました。

そこで、過去に別案件でご支援させて頂いた経緯もあり、シナジー最大化戦略を立案するうえでのDD(デューデリジェンス=買収企業などの適正評価)やPMI(M&A成立後の統合プロセス)をご支援することとなりました。

レイヤーズのアプローチ

買収実現に向け、ビジネスDDの支援とPMIプランの策定を行いました。

DDでは、財務、IT、生産、マーケティング等の幅広い領域におけるDD推進について助言し、一部ではDDリストも作成も実施しました。
また、DD発見項目を基にした買収価額へのインパクト算出、定量化困難な発見項目について解決策の方向性検討に必要な資料やツール類を提供しました。
 
一方、PMIプラン策定ではモニタリング手法の立案を支援しました。
DD発見項目等を踏まえ、PMI推進上のモニタリング手法・ツールを開発・提供するとともに、買収先企業に訪問し、そこで使われているパフォーマンスシートにモニタリング項目を組み込む等の提案を行いました。
 
さらに、従業員、特にキーパーソンの継続勤務を非常に重視し、第三者の中立的立場よりキーパーソンへのヒアリング(買収への期待と不安の確認、個人の将来希望等)、買収後の新会社発足初日に行う買収先社員向けの説明会資料の作成、クライアントに対する買い手として留意すべきポイントのインプット等を実施しました。

成果と顧客満足度

M&A関連のプロジェクトは不測の事態が多いというご多分に漏れず難しい局面もありましたが、クライアントの目指すゴールに向けて、想定外の業務でも柔軟かつ献身的にご支援するスタンスをご評価いただきました。
例えば、当初スコープにはなかったプレスリリースや社内説明資料の作成について、積極的にご支援させていただいています。

また、プロジェクト自体も、当社資料の効果もあり、買収先従業員向けの説明会における反応も好意的と伺っており、PMIの順調な滑り出しに貢献できたのではないかと考えています。

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