人材戦略のグローバルスタンダード化、
採用から退職までの人材マネジメント施策の立案

クライアントが抱えていた課題

各種人事施策の策定と実行に取り組んできたが、人材戦略(上位概念)にあたるものがなく、
各施策の実効性と実現性を担保できずにいたため、明確な人材戦略を必要としていた。
また、この企業はは関連企業の出向者から構成される組織であり、構成メンバーの大半が数年で入れ替わる一方、在職期間中は高いスキルレベルが要求され、慢性的な人材のスキル不足に陥っていた。
採用から退職までの人材マネジメントサイクルを効果的かつ継続的に展開する詳細な施策や手順が早急に必要な状態であった。

レイヤーズのアプローチ

まずは国内外の民間企業を中心とした人材戦略及び人材マネジメントをベンチマークとして、新人材マネジメントのコンセプト及び各種施策(採用~退職)の基本方針を定義した。
次に、各種施策における運用体制(組織間の役割分担)、業務プロセス、成果物を定義し、施策の運用基盤を構築した。
特に、多くの出向者で組織され定期的に人材が入れ替わる状況のなか、各人材が保持もしくは出向期間内で獲得したナレッジの蓄積・浸透・引継ぎにかかる情報管理体系及び業務プロセスの設計・検討について多くの時間を費やした。
人材マネジメントサイクルの展開施策として最終的に取りまとめ、海外の親会社に対してレポート支援を行い、承認の支援を行った。

成果と顧客満足

策定した人材マネジメントコンセプトや各種施策が、グローバル・グループで評価・認知され、グローバル含めた当該グループのデファクトスタンダード(ベストプラクティス)となった点に関しては大きな成果であり、顧客満足度が非常に高い点である。
アメリカ、ヨーロッパ各所に存在するグループ内における各拠点で具体的な人事施策を展開する上での教科書となっている。
さらには、各種人事施策のコンセプトにとどまらず、具体的な組織役割、業務プロセス・手順及び成果物を明確にすることで、実行性の高い人材マネジメント施策展開の基盤を構築できたことは非常に顧客の満足だが高い結果となった。

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