コンカレント開発

コンカレント開発とは

コンカレント開発とは、製品開発工程において、複数部門の業務を同時並行で実施し、開発期間短縮・効率化を図る手法です。
業務の初期工程(フロント)に負荷をかけ(ローディング)、今まで後工程で行っていた製造部門(調達・生産技術・品質保証)の業務を前倒し、設計部門と密に連携を取りながら開発をして進めていきます。

コンカレント開発のメリットとデメリット

メリット

各工程の作業を同時並行で行うことにより、開発期間を大幅に短縮することが可能となり、フロントローディングによる品質検討に関する業務を早期の段階で行うことができるため、設計段階で問題点の発見、修正をすることにより工数の削減、開発コストの削減を図ります。

デメリット

ルールが整った環境で導入しなければ、開発が遅れる事態になる可能性があります。
各部門が同時進行で開発を進めるコンカレント開発において、部門間の連携が非常に重要になります。この連携が十分に行われていない場合、情報共有が不十分なままで進めたり、業務が属人化したりすると、不具合が生じ、開発の停滞に繋がります。そのため、情報共有や部門間コミュニケーションをサポートするCAD、CAE、CAMといったIT技術の活用が重要となります。

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