食品メーカーのデジタル管理会計

クライアントが抱えていた課題

クライアント社の主力顧客であるコンビニエンスストアが、日次・週次管理が当たり前であり、また、POSデータに基づく商品打ち切りにも即座に対応する必要があったため、メーカーとしても週次決算を行いたいというトップの経営ニーズがありました。

レイヤーズのアプローチ

週次決算だけではPDCAサイクルが回らないため、まずは週次計画をどう作るかを検討しました。
週次計画は、四半期単位で事業計画を見直す際に、営業が顧客別商品別週次計画を立案し、この計画に基づき週次のSCM計画と損益計画を立案することとしました。このために、POSデータ等に基づく需要予測システム、需給調整システムと週次損益計画システムを構築し、導入しました。
 
週次決算を実施する場合、歴月での月次決算や四半期決算とは不一致になるため、収益・費用の計上方法を見直すとともに、歴月との調整方法を検討し、各部門とのコンセンサスを形成しました。また、週次決算を行うために、財務会計システムとは別に、商品別週次損益管理システムを構築し、導入しました。

【図1】アプローチ方法

成果と顧客満足

四半期ごとの事業計画策定をシステム化することにより、四半期計画を3週間程度で策定することができました。
週次での着地見込みは、営業担当が日常的に自らの顧客別計画実績管理を行い、かつ需要予測データに基づき販売計画を修正することにより、確度の高い着地見込みが作成され、経営層の判断のスピードアップに活用されています。

この事例について問い合わせるこの事例について問い合わせる 最新情報をお届け!メルマガ登録最新情報をお届け!メルマガ登録

お仕事のご相談や、ご不明な点など、お気軽にお問い合わせください。
セミナー開催予定など最新ニュースをご希望の方はメルマガ登録をお願いいたします。