住宅関連メーカーにおけるマトリクス経営管理

クライアントが抱えていた課題

国内企業の統合、海外の企業を買収して事業拡大を行ってきましたが、一方で本社からの強いガバナンスは効いておらず、各社従来の経営スタイルを尊重していました。

そのため、経理としてどこまで介入すべきか、どういうデータを収集してマネジメントすべきかという視点がなく、各社のP/Lを収集して集計しているだけの状態でした。
また、情報収集については、多数のExcelを多層間で電子メールでやりとりしており、業務が複雑でムダも多く、どのデータが正しいものなのかわからない状態でした。

真のグローバル企業を目指す第一歩として、変革実行に必要な経営情報基盤を作ることが求められていました。

レイヤーズのアプローチ

長期的なあるべきデータマネジメント業務に対する課題と喫緊の課題を分けて議論を実施しました。データの信憑性や一貫性といった喫緊の課題に対して、多段階での情報収集を廃止し、フラットにデータを収集し、直近求められるデータ要件をCan-Beとして定義しました。これらを実現するために、クイックにツール導入を実施し、走りながらあるべき姿へ近づけるアプローチで、短期間で見える化を実現しました。

【図1】アプローチ方法

成果と顧客満足

要件定義からシステム導入までを3か月という短期間で実施しました。まずクイックに見える化することで、どこにどんな課題があるのかを全員で共有することができ、タイムリーな施策実施につなげることができました。
また、レポートルートをシンプル化し、データを一元管理することにより、一貫性や信憑性が担保されるとともにグループ全体でかけていたデータ収集・作成作業を大幅に削減できました。

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