金属メーカーにおけるマトリクス経営管理
クライアントが抱えていた課題
IFRS(国際財務会計基準)に会計基準を変えるにあたり、制度設計も整えたいとの希望がありました。
従来の会社別3表、事業別P/Lに加え、今後はそれをさらに事業別からSBU別にブレイクダウンするとともにSBU別B/Sを把握し、SBUごとの安全性・成長性を定量的に計測することでSBUの自立を促すとともに、企業価値の向上を目指すことが求められていました。
レイヤーズのアプローチ
大きな目的として「業務効率化」と「SBU別B/S管理」の2つを設定しました。
制度設計として、事業別にB/S管理を実現するための基本構想、コンセプト作りを実施しました。SBUをバーチャルな企業とみなし、SBU別B/Sを設定するための制度設計を実施しました。
また、このコンセプトをベースとして、システム構築までをワンストップで実施しました。
これにより、以下を実現しました。
- 会社別予実管理、経費管理、原価管理
- 部門別予実管理、経費管理、原価管理
- SBU別連結予算、実績、見込み管理(P/L、B/S、C/F)
【図1】アプローチ方法
成果と顧客満足
会社ごとにはB/S管理していたが、事業ごとにはP/Lのみの管理で十分という意識から、SBUごとにB/Sを中心とした資本効率マネジメントを実施しなければならないという意識変革に貢献しました。また、データ集計作業や入力作業を極力自動化したことによって、業務効率は格段に増すことができ、お客様の満足を得ることができました。
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