エネルギー会社における経理業務改革

クライアントが抱えていた課題

エネルギー会社において、経理業務がそれぞれの担当で属人化しており、引き継ぎ資料やマニュアルもなく、人が辞めてしまうと業務がブラックボックスになってしまうという課題がありました。また、多くのExcelを駆使した業務になっており、経理担当の業務は集計作業が主となってしまっていました。決算においても早期化、正確性の担保が課題となっていました。

レイヤーズのアプローチ

いきなり今の現状の業務をマニュアル化するのではなく、今の業務を改革して、あるべき業務に変えてから、マニュアル・手順書の作成に取り掛かることとしました。
業務改革は、現状業務の見える化からスタートして、標準化、集約化、IT化、外部化の5STEPアプローチで進めました。業務改革は成功し、あるべき業務の姿にすることができました。

その中で決算早期化にも取り組み、現状業務で決算が遅れている理由を明確にし、改善施策を実施していました。

いよいよ業務マニュアル・手順書の作成に取り掛かり、実際にメンバーが業務を遂行しながら、作成を進めていきました。
特にこのクライアントでは、リースの貸し手側(レッシー)のリース会計処理のところで、正確性も含めた課題があり、業務手順レベルでの詳細な業務マニュアルを作成しました。

【図1】業務改革5Stepアプローチ

【図2】経理手順書参考(一部)

成果と顧客満足

業務のスリム化、効率化ができ、また業務の標準化もできたことで、ブラックボックスであった担当ごとの業務が見える化されました。マニュアル・手順書も完成し、業務の引き継ぎ、ローテーションもスムーズに行うことができるようになりました。
また、ゴールデンウィーク明けまでかかっていた決算業務がゴールデンウィーク前には終了できるようになり、クライアント社からは大変満足との評価をいただきました。

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