ビジネス用語集
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DevOps
- DevOpsとは、開発(Development)と運用(Operations)を組み合わせた造語であり、迅速に顧客ニーズに応え、継続的に価値提供を行うことを目指して、開発(以下Dev)と運用(以下Ops)がお互いに協力することを言います。
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DevOps
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同時代性の罠(わな)
- かつて、「タイムマシン経営」という考え方がありました。タイムマシン経営とは、他の国・地域等で成功した技術や経営手法を取り込んで(真似して)優位性を獲得しようとする経営方法です。一方、「逆・タイムマシン経営論」(一橋ビジネススクール教授 楠木建氏が提唱)はその逆です。タイムマシン経営のように未来にフォーカスするのではなく、過去にフォーカスします。過去の新聞や雑誌の記事を振り返り、いつの時代も不変なマネジメントの本質をあぶり出し、応用させます。 タイムマシン経営のような現代~未来の事例は、なぜその出来事が起こったのかという背景、当時の状況、対応等が事実としてなく(これから作り上げていく)、その時代の人間は勝手にバイアスをかけて物事を判断してしまいます。このような構造を「同時代性の罠」と言います。 同世代性の罠の事例として、「400万台クラブ」が代表としてあります。400万台クラブというワードは1990年代末の自動車業界を中心に流行し、年間400万台生産する規模を持たない自動車メーカーは、いずれ淘汰されてしまう(400万台生産可能な体制が整っていない自動車企業はこの流行に乗れず、潰れてしまう)という考え方を表した言葉です。これによって多くの自動車企業が急速にM&A等を行うようになりました。しかし各社その後、合併解消や売却、倒産等の結果に陥っています。そもそも400万台という数字には何の論理的な根拠がなかったにも関わらず、言葉だけが先行してしまい多くの自動車企業が失敗に終わりました。 また、逆・タイムマシン経営に基づいて、この事例を考えると2つの間違いが発見されます。1つ目は基本的な経営の考え(生産台数が増加したからといって、収益が増加するというわけではない)を皆忘却してしまっていたことです。2つ目は、因果関係を取り違えてしまっていたことです。競争力のある製品(今回だと車)を開発、製造、販売したことによって台数が伸びるという規模の経済を、とりあえず大量に製造すれば、販売できて台数が伸びるという逆の順序で捉えてしまいました。
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同時代性の罠(わな)
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投資マネジメント
- 投資マネジメントとは、計画⇒実行⇒フィードバックを通じて、投資の最適化・効率向上を目的とする仕組み・活動です。事業投資や設備投資など様々な投資がある中で、有限である資源や人材をどう配分するかを判断し、活用するマネジメント手法です。
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投資マネジメント
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トレーサビリティ
- トレーサビリティとは、製品の設計から製造、販売、アフターサービス、廃却までの製品ライフサイクルに関わる情報を管理・追跡できることです。具体的に製品の情報とは、「どのような原材料や部品を使用しているのか」、「いつ、どこで、誰がどのようなプロセス・設備で作ったのか」、「どのような流通過程を経たのか」、「今はどこに、どのような状態で存在するのか」、といった履歴情報のことです。
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トレーサビリティ
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2025年の崖
- 2025年の崖とは、日本が2025年に直面すると言われている様々な社会的課題に対する言葉です。具体的には、団塊の世代が75歳以上となり高齢者の人口が急増することにより、労働力不足がさらに深刻化したり、国内の経済成長が一段と鈍化することが懸念されています。また、高齢者の増加は、医療・介護・年金などの社会保障制度を圧迫し、国民の負担が増加するため、制度・財政の破綻、治安の悪化など、様々な社会問題を引き起こす可能性があります。
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2025年の崖
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2層ERP
- 2層ERPとは、企業グループにおけるERPをコアERPとサブERPの2層の組み合わせで構成する考え方です。コアERPとサブERPは、会社の規模や事業の種類によって使い分けます。本社や主力となる事業では1つのコアERPを導入し、その他の子会社などでは各ニーズに適合したサブERPをそれぞれ導入します。そして、コアERPとサブERPを連携することで、各子会社の柔軟な運営を確保しながら、グループで統合したデータの一元管理を実現します。
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2層ERP
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ニューノーマル
- ニューノーマルとは、New(新しいこと)とNormal(正常、標準、常態)を合わせた造語で、社会に大きな変化が起こり、変化が起こる以前と同じ姿に戻ることがなく、新たな常識が定着することを指します。近年では、コロナによる社会情勢の変化に対応し、生活様式をアップデートしていくことがうたわれるようになっています。 ニューノーマルという言葉自体は、2007年から2008年にかけての世界金融危機、そしてリーマンショックを経た構造的な変化を表現する言葉として使われてきましたが、現在は、主に新型コロナウイルス感染症の文脈で使われることが多くなっています。例えば、従来の働き方では、会社に通勤して働くことが一般的でしたが、ニューノーマル時代では、テレワークやオンライン会議による在宅勤務がより一般的になったことが、一例として挙げられます。これに伴い、企業の人事制度や人材育成にも変化への対応が求められています。 また、在宅期間の増加により、我々の購買行動も、店舗での購買からECでの購買へのシフトが起きています。今までは店舗で顧客との接点を持ち、ECで購入を促すといったオムニチャネルが重要視され、さまざまな施策が実行されてきましたが、今後は店舗ではなく、EC上での接客やスタッフの活用といった、オムニチャネルのさらに先にある、ニューノーマルな消費者の購買行動変化に対応した販売形態の模索が必要となります。
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ニューノーマル
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ノウハウCAD
- ノウハウCADとは、高品質な設計を可能とする、自社の蓄積されている設計ノウハウが組み込まれたCAD機能のことをいいます。 人ごとにばらついた製品設計を抑制し間違いなく進められるようにしていく事で、手戻りの防止を実現し開発期間の削減につなげて行きます。またノウハウをドキュメント化・データ化し、3次元テンプレートに埋め込みことにより、若手設計者への技能伝承も可能となります。
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ノウハウCAD
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パーソナライゼーション
- パーソナライゼーションとは、企業が不特定多数の顧客や訪問者に向けて画一した発信を行うのではなく、顧客の行動履歴や属性といったデータをもとに、顧客一人一人のニーズに合わせたコンテンツの開発やサービスの発信を行うマーケティング手法です。パーソナライゼーションの典型例としては、オンラインショップにおける利用者の登録情報や購買履歴をもとに、おすすめ商品を表示するリコメンド機能や、個人の検索履歴をもとに利用者の関心が高いと思われる商品・サービスの広告を表示するターゲティング広告があります。似た意味の言葉として「カスタマイゼーション」がありますが、パーソナライゼーションは、企業側(売り手)が用いる手法を指すのに対して、カスタマイゼーションは、顧客側(利用者)が、受け取るコンテンツに関して自らの希望に沿うように設定を行うことを指します。
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パーソナライゼーション
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バーチャルエンジニアリング
- バーチャルエンジニアリングとは、CAD、CAM、CAEの仮想統合されたデジタルプラットフォーム下で、3Dモデルと製造・開発・営業のデジタル情報を組み合わせ、開発、モノづくり、マーケット検討、サービス性等をバーチャルで検討する、普及しつつある新しいモノづくりのことです。 従来は製造したモノの品質が品質評価の考え方でしたが、これからの時代は開発プロセスと工業製品すべてを含むシステムの品質保証が重要な評価項目となります。
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バーチャルエンジニアリング
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