ビジネス用語集
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会計不正
- 会計不正とは、財務諸表の利用者を欺くために、財務諸表に意図的な虚偽表示を行ったり、必要な開示を行わなかったりすることです。具体的な例として、売り上げの架空計上や費用の不計上、資産の評価替えや架空計上、負債の評価替えや不計上等があります。
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会計不正
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開発リードタイム
- 開発リードタイムとは、製品開発のための企画から、量産立ち上げまたは上市までの期間のことです。 環境変化や顧客ニーズの変化をいち早く製品に反映することによる売上・利益の拡大を目的として、開発リードタイムを短縮する活動がなされることがあります。
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開発リードタイム
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過去トラ(過去トラブル)
- 過去トラとは、提供する製品・サービスで発生した過去のトラブル、あるいはその原因・(暫定/恒久)対応を含めた形で取りまとめたものを指します。
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過去トラ(過去トラブル)
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顧客エンゲージメント(カスタマーエンゲージメント)
- 顧客エンゲージメント(カスタマーエンゲージメント)とは、企業が顧客とより深く且つ継続的な関係(エンゲージメント)を構築していくという概念・考え方を表す用語です。 なお、顧客におけるエンゲージメントとは、企業と顧客との関係の親密さを表します。類似の用語として「ロイヤリティ」があり、顧客が製品・サービスや企業に対して、どれだけの忠誠心や愛着を持っているかを表しますが、エンゲージメントとの大きな違いは、誰の目線で捉えたものかという視点です。ロイヤリティは、顧客が企業をどう認識しているかの一方向的な概念であるのに対して、エンゲージメントは、企業と顧客が互いにどの程度結びついているかの双方向的な概念です。 また、顧客エンゲージメントの実現に向けては、ハーバード・ビジネス・スクールがその必要要件として、「3D」というフレームワークを提唱しています。 Design(設計) 既存顧客を、顧客属性に応じた単純な「セグメント」ではなく、エンゲージメントのレベルに応じた「ステージ」で分ける Deliver(提供) 全てのタッチポイントで、企業やブランドが顧客の期待に沿った最適かつ一貫した体験を提供する Develop(発展) 商品・サービスやそれに伴う顧客体験を随時アップデートさせていく
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顧客エンゲージメント(カスタマーエンゲージメント)
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カスタマーサクセス
- カスタマーサクセスとは、顧客が商品・サービスを利用することで成功体験を得られるよう、事業者が積極的に利用者に対して働きかけを行う活動のことを指します。顧客との親密な関係を積極的に維持し、潜在的なニーズを把握・フォローしながら、満足度の高いサービスを先回りして提供することで、顧客の成功体験を創出します。 カスタマーサクセスが注目されるようになった背景として、モノを“所有”することから“利用”することへと消費者の購買行動が変化したことや、それによるビジネスモデルの変化、特にSaaS型サービスやサブスクリプション型サービスの普及・拡大といったことが挙げられます。また、SNSの発達により口コミなどの情報が広がりやすく、以前より顧客満足度が収益に直結しやすくなったことも、カスタマーサクセスが重要視されるようになった背景の一つといえます。 類似の用語に「カスタマーサービス」がありますが、“目的”・“顧客との関与の仕方”が大きく異なります。カスタマーサービスは、コールセンターのように問題収束を目的とした受動的な関与である一方、カスタマーサクセスは、顧客の成功体験の創出・サポートを目的として能動的に顧客と良好な関係を築くことです。
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カスタマーサクセス
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カスタマージャーニー
- カスタマージャーニーとは、顧客が商品やサービスを知り、購入・利用意向をもって実際に購入・利用するまで、また、利用後に廃棄するまでに、顧客が辿る一連の体験を「旅」に例えたものです。カスタマージャーニーを地図(マップ)にすることで、顧客との接点を最適化するマーケティング施策につなげることができます。 主要メディアがテレビ、雑誌、新聞しかなかった時代には、ペルソナを設定し、顧客とのタッチポイントを想定するだけで顧客の行動を把握できましたが、現在では、WebサイトやSNSなどのオンラインチャネルも含めたマルチチャネル/オムニチャネル化が進み、チャネルが複層化・複雑化したことで、顧客の行動を把握することが非常に困難になっています。一方で、テクノロジーの進展により、ビッグデータとして取得・分析できるデータが飛躍的に拡大したことで、顧客行動をより精緻に把握できるようになりました。これによって「顧客」から「個客」を捉えることができるようになり、「個客」に対するマーケティング施策を打つことができるようになります。 顧客のタッチポイントごとに、顧客の行動・思考・感情に着目して見える化することで、そのタイミングに応じた情報やアクションを設計することができるようになります。カスタマージャーニーを設計することは、顧客起点で発想し、プロセスを再構築するための出発点になると言えます。
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カスタマージャーニー
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CVI(Customer Value Index)
- CVI(Customer Value Index)とは、部品群ごとに顧客価値(お客様に価値を与える機能)を定義し、コストとの相関をみることで、「原低余地の分析/改善」「新部品の目標設定」を推進する、原価企画の武器となるツールです。 CVIの2つの定義 機能部品 仕様/スペックに基づき顧客価値を定義できる部品 加工部品 仕様としての顧客価値を定義できない部品(その部品が存在すること自体が価値になる)
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CVI(Customer Value Index)
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仮想化
- 仮想化とは、ソフトウェアを用いた抽象化によって、ハードウェアの「分割」や「統合」を可能とする技術です。「分割」とは、1つのハードウェアを複数のハードウェアであるかのように見せかけることです。逆に「統合」とは、複数のハードウェアを1つのハードウェアであるかのように見せかけることです。 似た概念として「クラウド」がありますが、「クラウド」は仮想化によって実現されるサービスのことを指します。クラウドサービスにとって、仮想化は必要不可欠な技術となっています。 このページでは、以下の仮想化について説明します。 サーバー デスクトップ ストレージ ネットワーク
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仮想化
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GRC(GRCS)
- GRCとは、「ガバナンス(Governance)・リスク(Risk)・コンプライアンス(Compliance)」の略であり、独立した3つの概念を統合的に全社統一で管理することで、効率的な企業経営を手助けするリスク管理のフレームワークです。 一般的に、Governanceとは、企業方針等を徹底し、組織としての目標を策定・達成する仕組みです。また、Riskとは、企業運営上のリスクを把握・管理する仕組み、Complianceとは、企業内での法規制・社内規定を準拠しているかの管理を行う仕組みです。GRCに取り組む事により企業内のリスク管理のレベルを向上させることができます。
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GRC(GRCS)
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環境マネジメントシステム(EMS)
- EMSとは、環境マネジメントシステム(Environmental Management System)の略で、環境省によると、「企業や組織が運営や経営の中で、環境保全に関する取り組みを進めるためのマネジメントシステムであり、環境に関する方針や目標を自ら設定し、これらの達成に向けて取り組んでいくための、体制や手続き・制度等」と定義されています。 EMSには、企業や組織のマネジメントシステムを評価する、外部機関が定めた規格が存在します。そうした規格に基づいたマネジメントシステムを導入し、また外部機関からの認証を受けることで、企業・組織独自のマネジメントシステムに比べ、より効果的なものにできるとともに、社会的な評価を獲得できます。 代表的なEMSの規格には、環境省が策定した日本独自の認証規格である「エコアクション21」や、国際標準化機構(ISO)が策定した国際規格である「ISO14001」があります。特に、「ISO14001」は官公庁の入札などで評価基準となるため、多くの企業が取得しているEMS規格となります。
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環境マネジメントシステム(EMS)
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