働き方開発

働き方開発とは

働き方開発とは、社のポリシーや独自性を踏まえたうえで、社員が個の状況に応じて多様で柔軟な働き方を自分で「選択」できるようにするための環境構築を指す、当社の造語です。社員の多様な働き方を促す「働き方改革」と、個人の能力向上を図る「人財開発」を並行して行うことになります。
 
「人財開発」と似た言葉に「人財育成」がありますが、目的意識に大きな差があります。「人財育成」とは、研修やトレーニングを用いて、個々が現在明らかに足りていないスキルを習得することであり、不足を補うという目的意識です。一方で「人財開発」とは、今後形作られると考えられる制度や企画に向けて実行される先行投資であり、さらに個の価値を高めるという目的意識の下に行われます。

なぜ「働き方」を開発する必要があるのか

従来の「働き方改革」における主眼は、社員の個性・多様性の尊重です。これは、多様性が重視される社会において、魅力ある職場づくりや社員の仕事への意識向上を図ることができるという点で非常に大事な観点です。一方で、個業化の進展は、職場の一体感の低下といったデメリットも生み出しています。会社には理念や独自性があり、これらに基づき一致団結することが会社の発展につながります。したがって、会社の理念や独自性を基盤として、社員が柔軟に働ける環境を構築していくことが、社内環境の改善と業績向上につながるのです。

働き方開発の方法

働き方開発をするには、まず会社の理念や目的意識を改めて確認する必要があります。会社の進むべき方向性を定義することにより、職場の一体感を保つことが可能です。
次に、現在の働き方と会社の理念や社員の多様な働き方との整合性を確認し、課題を可視化します。この際、経営層の目線だけでなく、現場も含めた幅広い層から意見を聞くボトムアップの方式を取る事で、より多くの問題点を認識でき、適切な課題の抽出につながります。そして抽出された課題の解決のために、会社が一丸となって考え、解決策を探し、組織や制度を再編していくことで、働き方開発は達成されます。
このように、会社には働きがいの価値観を個に寄り添い積極的に対話して収集し、経営と照らしつつ企業と人財の関係性や多様な個による多様な働き方を活用できるようにすることが求められています。

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