ポストモダンERP

ポストモダンERPとは

ポストモダンERPとは、全ての基幹業務を単一システムで統合管理する従来型のERPに対し、ERP機能はコア業務に絞り、その他の不足する機能は分野別に最適なクラウドサービスで補完する次世代型のERP像を指します。

従来ERPの課題

従来型のERPは、1つのシステムで基幹業務を一元的に管理できる一方、システムの複雑化を招き、運用・保守コストの増大を招くとともに、バージョンアップや他システムとの連携を困難にし、ビジネスニーズの変化に対して柔軟な対応を行うことが困難であるという課題がありました。(この従来型のERPはモノリシック型ERPと呼ばれ、モノリシックには「一枚岩のような」という意味があります。)
一方、ポストモダンERPでは機能を業務のコア領域に限定することで、従来のERPと比較して運用・保守コストを抑えることが可能となります。また、ERPでカバーできない分野については他のサービスと連携し補完することを前提として環境構築を行うことから、分野ごとに新しいサービスを導入することが可能となり、ビジネスニーズの変化に対して柔軟に対応することができます。

ポストモダンERPを実現するためには

ポストモダンERPの実現には、自社の基盤となる基幹業務を絞り込みながら、業務適合率の高いERPパッケージを見極めることが重要です。その際、ERPパッケージに合わせて業務の標準化(Fit to Standard)を行う可能性も併せて検討することにより、導入コスト・リスクを軽減しながら、よりシンプルかつ柔軟性の高い業務モデル構築の実現性が高まります。また、他の業務ソリューションやサービスとの連携のし易さも、ERPパッケージの重要な見極めポイントの一つです。

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